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パン・シヒョク代表「防弾少年団はメンバーたちの成長が最も重要なコンセプト」


  • パン・シヒョク代表「防弾少年団はメンバーたちの成長が最も重要なコンセプト」
防弾少年団(BTS)を育てたパン・シヒョク代表が彼らの成功の秘訣を明らかにした。

10日午後、ソウル市九老区高尺スカイドームで「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODEⅢTHE WINGS TOUR THE FINAL」コンサート記念記者懇談会が開かれた中で、BIGHITエンターテインメントのパン・シヒョク代表が参加した。

2017年、国内ボーイズグループの中で最も顕著な成果を出した防弾少年団。彼らは米国、チリ、ブラジル、米国、タイ、インドネシア、フィリピン、香港、オーストラリア、日本、マカオのほか、40カ国以上で海外公演を行って世界中のファンを魅了した。

防弾少年団はビルボード・ミュージック・アワードで国内のアイドルグループとしては初めてトップソーシャルアーティスト賞を受賞した。また『MIC Drop』リミックス音源はビルボードホット100チャートでK-POPグループとして初めて28位になり、記録を作り続けている。

パン・シヒョク代表は「多くの方が成功の秘訣を尋ねる。成功を話すにはまだ早く、正確な答えを出すことも難しいと思う。音楽の真正性と大衆音楽が伝える励ましと慰めの力を信じた。防弾少年団は率直な話をする音楽で同世代と交流し、さらに堅く成長した。言語的な障壁を越えて良いコンテンツに成長できるという無限の可能性を確認した。アーティストの創造的な試みがあったからこそ可能なことだ」と所感を明らかにした。

パン代表は「RMを初めて見た時、このようなチームを作りたいと考えた。防弾少年団にチームとして成長するということがいかに重要かを強調してきた。防弾少年団はメンバーたちの『成長』が最も重要なコンセプトだ。7人全員が驚異的な成長を遂げて、私を感動させている。SUGAは『大人になりたくないからと夢に向かって進み続けたなら、大人ではなく少年だと思う』と話した。防弾少年団を最もよく表す言葉だと思う」とグループ防弾少年団を定義した。

多くの音楽専門家集団をはじめ全世界のファンたちは彼らの成功要因について知りたがっている。これに対してパン代表は「防弾少年団の歴史は有機的だ。今も驚くべきことが起きている。ファンが語って分析する時点はまさに『DOPE』という歌だ。その曲がYouTubeでの反応を起こしたことが、これまで積み重なってきたファンたちが凝集して営業する契機になった。『FIRE』という曲はそれが弾けた曲だ。『血、汗、涙』でより普遍性を確保することになった。最近、ビルボードで注目されたのが合わさって今日の防弾少年団になったのではないかと思う」と分析した。

最近、防弾少年団の米国内の人気について彼は「海外市場を意識的に攻略した訳ではない。いくつかの要因が防弾少年団を作った。ひとつの成功の秘訣として伝えることはできない。 K-POP固有の価値を守りたいと考えた。90年代半ばに作られたK-POPはビジュアル的に美しく音楽が総体的なパッケージとなりつつも、舞台で見えるものが重要だと考えている。K-POP固有の価値を守りつつも、BTSだけの特徴を守るという考えで始めた」と説明した。

続いて米国市場興行の要因について「黒人音楽をベースにしたかった。メンバーたちが好きな曲で真正性を守りたいと考えた。これが意外にも西欧市場の参入障壁を下げる役割をした。K-POPは見知らぬジャンルだが、ヒップホップやブラックミュージックが聞き手に簡単にアプローチできる要因だった。BTSの西欧進出を契機に何か変化するのではという話になるが、K-POP固有の価値を守ることが重要だと考えている。私とメンバーには大きく変わった考えはなく、これまでやってきたことを熱心にして、上手くやりたいと思っている」と述べた。

特に防弾少年団はハングルの歌詞にこだわることが他のK-POPグループと差別化されている点として挙げられる。オンライン上でグローバル「ARMY」はこれに対する異なる解釈を出して2次コンテンツを生産している。このような熱い反応はそれらを制作したプロデューサーさえ予測できないことだった。

これに「韓国語で話すことがどのような成果を出すのか予測して断定することはできないが、これは私がよくやる部分だ。意味がより重要だと考えている。また、最も表現しやすいのが韓国語だ。積極的に消費してくれるファンの方々が詳しく意味を説明して翻訳したものがYouTubeでリアルタイムで回っている。全世界で起こる現象は全く同じで、単語だけ異なっているので(韓国語として)意味が変わるとは思わない」と説明した。

彼は防弾少年団が織り成すすべてのコンテンツを「開かれた解釈」で楽しんでほしいとお願いした。また、メンバーの意見が最大限に多く反映される有機的なコンテンツだと強調した。

「ストーリーの中心は防弾少年団のメンバーだ。コンセプトを企画してメンバーたちがその中に入ることを望んでいない。メンバーたちととてたくさんの話を交わす。彼らの成長の幸福について留意して聞いて話をたくさん交わす。私が創作者として方法論で接近して、その結果を持ってメンバーともう一度話を交わす。同年代のファンの方たちも好きになってくれるのではと聞き返してストーリーを作っていく」

これまで全世界の音楽市場でK-POPは主流ではなく「サブカルチャー」として認識されてきたが最近、これをメインストリームまで引き上げたパン・シヒョク代表の成果は称賛されて当然だ。創作者として韓国人のアイデンティティを失うことなく継続して研究した点は、特に高い評価を受けている。多くの国内K-POP歌手が海外のコンテンツをそのままコピーしている時に、彼は海外が韓国のコンテンツを逆輸入するようにさせたのだ。

「サブカルチャーは方法論的にアクセスするとき、多くの影響を受ける。普遍的な話を伝えるとき、同じ方法を使うことができないので、たくさん研究して見て聞いて探しながら防弾少年団のカラーに溶かし出そうとする。韓国語であるため意味が伝わらなくても楽しく一緒に歌うことができるものは何か悩む。韓国語を完全に知らない方が歌うことができるようにしている」

ビルボードとAMAのステージで確認された防弾少年団の話題性に驚いた。この中にはK-POP固有のカラーを失わないようにしようとするプロデューサーのこだわりがある。「防弾少年団が米国をターゲットに米国に進出してアメリカの音楽を発表するのは私たちの考えとは異なるものだ。K-POP歌手のすべてに英語を教えて米国企業との契約を結ばせるのなら、それはすでにK-POPではないと思う。私はそれが果たしてK-POPのユニークな観点になりえるのかという疑問を持つ。ファンの方々が好んで下さる部分を熱心にすればよい。その部分には必ず英語を使わなくてはいけないというものはあに。私たちの仕事を熱心にすれば、ファンが自然と作ってくださるのではないか」

最後にパン代表は今回の防弾少年団の成功が一過性ではなく後輩たちのためのロールモデルになることを願った。これと共に韓国を越えて海外市場に向かう第2の防弾少年団の成長を応援した。

「防弾少年団だけのケースではないことを示すために、米国の良いパートナーに会い、どのように機能させることができるのかを見せてあげたい。防弾少年団がアメリカで所期の成果を出す部分を産業モデルとして作って、過去のアルバム企画社がK-POPを産業的に機能させたように、私もそのような役割をして米国や西欧市場に進出しようとする会社に影響を与えたい。これからK-POPが固有のジャンルとして認められて、グローバルに成長することができたら嬉しい。BIGHITもそのために努力している」
  • シックニュース イ・サンジ記者 / 写真=BIGHITエンターテイメント提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-10 16:53:00




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