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「ユン食堂2」残りの物語は「温かなファンタジー」


  • 「ユン食堂2」残りの物語は「温かなファンタジー」
『ユン食堂2』が今後も熾烈な食堂運営ではないファンタジーを充足させる気楽で温もりある物語として視聴者と出会う。

13日午後、ソウル麻浦区上岩洞に位置するスタンフォードホテルにて『ユン食堂2』共同インタビューが進行された。この日会場には演出を担ったユ・ヨンソクPDとイ・ジンジュPD、キム・デジュ作家が共にした。

『ユン食堂2』はスペインのテネリフェ島のカラチコ村にてユン・ヨジョン、イ・ソジン、チョン・ユミ、パク・ソジュンが小さな韓国料理食堂を開いて運営する姿を収め、前シーズンに続き再び「ヒーリング」を予告していた。

先月5日から放送を開始した『ユン食堂2』は14.1%という視聴率で順調な出発を知らせ、2月2日に放送された5回は16%を突破し、歴代tvNバラエティ番組最高視聴率を更新した。

ナ・ヨンソクPDは「正直に話せば負担だ。12~13%程度が適当だと考える。高く出れば降りることしかないため負担ではあるが、多くの方々が好いてくださっている証拠なので感謝している」と負担を吐露した。

シーズン2が大衆の愛を受けることができた理由について「我々もたくさん悩んだ。なぜシーズン1よりも視聴率が高いのか。今冬がとくに寒かった点も一役買ったようだ。やはり『ユン食堂1』を通じて番組に対する期待が反映された部分もあるようだ。パク・ソジュンさんという新しい顔が合流したことも視聴率が肯定的な影響を与えたのではないかと考える」と答えた。

『ユン食堂2』は専門シェフの食堂運営ではないだけに、多様な失敗が起きたりもする。ミスが頻繁に起きて視聴者の酷評が出たりもした。

ナ・ヨンソクPDはこれに「我々が話したいことは、どうであれそこで食堂を運営している方々がアマチュアだ。情熱はあるが熟達されない食堂経営をしているために出るミスだと考えた。だから思い切ってお見せした」と明かした。

また「我々が目指す部分は韓国料理の世界化ではなく、食堂を運営しようという視聴者の小さなファンタジーを見せたかったもの」だとし「誰もが海外の田舎の村に小さな食堂を開きたいというファンタジーがあると考えた。そのファンタジーの中の食堂は12時間仕事をし、金をたくさん稼ぎ、完璧に運営するのではなく仕事できるときに仕事をし、楽しむことができるときには楽しむと考えた。視聴者の方々が見るときに良くなく感じられる部分があるとすれば、その空間が小さなファンタジーを実現させてくれる空間、暫し開いて閉じる夢の空間であるためリラックスした気持ちで見てくれれば良いと思う」と願った。

これと共に衛生問題、呼称問題など食堂を運営する出演者たちの態度論難については「検挙に受け入れている。あえてお話するとすれば、製作陣の判断錯誤だ。視聴者の方々の目の高さに合わせて衛生観念や実際の食堂運営準備過程を徹底して沿わねばならなかったが未熟だった。次に『ユン食堂』に撮影に行くとなれば、より気を使う」と答えた。

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前シーズンと今シーズンのもっとも大きな差は客だった。観光客が多く1回限りの訪問に留まったバリとは違い、カラチコは実際に居住する住民たちが食堂を訪れた。『ユン食堂2』は開始前から住民たちと新密度を高めていく出演者の姿を予告していた。

キム・デジュ作家は「最初はカラチコを見てただ過ぎ去った。探訪しながらカラチコに4回ほど行ったのだが、隣人たちが僕らを知っているように挨拶をした。そんな姿を見て『こんな小さな町内でユン食堂を開けば新しい気分を与えそうだ』と考えた。有名な観光地ではあるが、小さな村であるため我々が感じることができなかった部分がありカラチコを選んだ。宿所から店まで移動する場所にどんな人々が暮らし、どんな関係を結ぶかとても悩んだ」とカラチコの魅力を伝えた。

続けてキム・デジュ作家は客の些細な対話を『ユン食堂2』の魅力とし「我々が編集をしていると我々も集中する部分がある。そんなことを生かそうとしているが、最近感じたことは客の話に集中してみると共感できる話が多いという点だ。料理、育児など行きながらその年齢が感じる感情など多くの部分が我々と似ていた。そんな悩みを見ながら『ああ、みんな似ているんだな』という慰労を受けることができた。だからそんな部分をたくさんお見せした」と話した。

しかし客の話を扱うことは、ややもすれば私生活侵害論難を起こす可能性がある。ナ・ヨンソクPDは「我々も線を越えないために多くの議論を行う。最後にもう一度撮影の告知をする。そのときに実際にどこの国の方なのか、料理はどうだったか、不満などはないか尋ね、そのときにその方々が放送に出ても良い部分を決めてくれる」と伝えた。

ナ・ヨンソクPDはこの日ビビンパプを混ぜる方法を教えないことに対する視聴者の不満を知っているとし、本来の意図を釈明したりもした。「メニューを決めるときに面白かったエピソードがそれだった。NYの韓国食堂を運営する方が韓国人はビビンパプを混ぜて食べるが、外国の人々は彼らのスタイルのままにビビンパプを食べるそうだ。それが面白いと思ったが、視聴者の方々はなぜ混ぜないのか残念がる方々が多かった。我々が先に伝えているが、望むままに楽しむことを願う気持ちが大きい」と意図を明かした。

ナ・ヨンソクPDはこの日、今後の放送について10部作に監督版1回を構成中だと明かした。彼は「外国の方々、特にスペイン語を使われる方々が多く、翻訳家の方々にお願いしている。序盤には翻訳が一日で終わったが7日目、8日目と進むほどに翻訳される方々が苦労し悲鳴をあげている。それほど客がとても適応した。後々には食事をしに来ておしゃべりだけをしていく方も生じたりもした。雰囲気がぐっと気さくになり、温かくなる。最後には我々がもともとここで暮らしていた気分になるほどだった。あの食堂が町内の『客間』のように変化していくため、そんな部分を楽しんで欲しい」と放送が進行する方向と雰囲気を明かした。

『ユン食堂2』は今週ソルラル(旧正月)により放送を休み、来週金曜日に放送される。
  • シックニュース アン・イェラン記者 / 写真=tvN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-16 10:00:00




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