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パク・ヒョンシク、作品に息を吹き込む俳優…「SUITS/スーツ」で人生キャラ更新


▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。

  • パク・ヒョンシク、作品に息を吹き込む俳優…「SUITS/スーツ」で人生キャラ更新
『SUITS/スーツ』パク・ヒョンシクがもう一つの人生キャラクターを誕生させた。

パク・ヒョンシクは優れたキャラクター表現力で作品に息を吹き込む俳優だ。彼が演じれば世間知らずな末の息子も、恋に盲目な財閥2世も、顔のない悲運の王もすべて本物になった。おかげでパク・ヒョンシクのフィルモグラフィーの中の人生キャラクター(最も印象的なキャラクター)は毎作品更新されてきた。

そして2018年、パク・ヒョンシクにもう一つの人生キャラクターが誕生した。まさにKBS2水木ドラマ『SUITS/スーツ』(脚本キム・ジョンミン、演出キム・ジンウ、制作モンスターユニオン、エンターメディア・ピクチャーズ)の中で演じた天才記憶力と共感能力を持った偽の新入弁護士コ・ヨヌ(パク・ヒョンシク扮)だ。

劇中、コ・ヨヌは弁護士が夢だったし、なれる能力も備えていたが弁護士になることができなかった男だ。世間が彼にチャンスを与えなかったからだ。そんな彼に大韓民国最高の法律事務所で新入弁護士として仕事をする機会が与えられた。彼は奇跡のようなこの機会を掴み、自分だけの方法で事件とぶつかりながら弁護士に成長していった。たとえ偽物であっても。

しかし、劇中のセリフのように間違った選択には対価を払わなくてはいけない。14日に放送された『SUITS/スーツ』最終回ではコ・ヨヌ自らブーメランのように戻ってきた対価を払う結末が描かれた。正体がばれた後、コ・ヨヌは自首を選択し、善処なくすべての罪の代価を払った。最初から間違った選択であれば最後も上手くいかないということを知っているからだ。正しいスタート地点から新たにスタートするべきだということを知っていたのだ。

すべての代償を払った後、初めて彼の人生は新たなスタートを夢を見ることができる。彼の前にはいつものように彼を信じて、彼にチャンスを与えるチェ・ガンソク(チャン・ドンゴン扮)が待っていた。コ・ヨヌの新たなスタートを暗示して『SUITS/スーツ』の最終回は終わった。なぜ『SUITS/スーツ』がコ・ヨヌの立場から見たとき、一種の成長ドラマになるのか最後まで切実に感じさせる16話だった。

パク・ヒョンシクはチャン・ドンゴンと一緒に『SUITS/スーツ』の中心に立ってドラマを導いた。先輩チャン・ドンゴンと味のある演技の呼吸を披露し、歴代級のブロマンスを完成させた。それだけでなく「コ・ヨヌの成長」というキーワードを描き出して『SUITS/スーツ』のストーリーの中心軸を守った。ときめくロマンスはおまけであるのみだ。

このすべてが可能だったのはパク・ヒョンシクが持つ優れたキャラクター表現力、テンションの高揚を誘発する緩急調節能力、ブロマンスとロマンスを行き来する人を引き込む演技力、画面をいっぱいに満たすほどに強力でも滑らかな存在感などがしっかりと支えていたからだ。このすべてを兼ね備えたパク・ヒョンシクだからこそ視聴者はコ・ヨヌに感情移入でき、『SUITS/スーツ』にさらに集中することができた。

パク・ヒョンシクが毎回感じさせたスリルと爽快さに惚れた2カ月だった。毎回俳優としての彼の真価を確認できた。お茶の間が『SUITS/スーツ』の中のパク・ヒョンシクに、パク・ヒョンシクが演じるコ・ヨヌに熱い応援と愛を送った理由だ。多くの視聴者たちは、今後もしばらくの間、『SUITS/スーツ』のパク・ヒョンシクを記憶し、また愛するだろう。
  • 毎日経済 スタートゥデイ ヤン・ソヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-15 08:36:09




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