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「スケッチ」最終回 終わらないスケッチ、現実的で意味のある結末

「スケッチ」16話(最終回) 

▶ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。

  • 「スケッチ」最終回 終わらないスケッチ、現実的で意味のある結末
ドラマ『スケッチ』は幕を下ろしたが、劇中の「スケッチ」は続く。視聴率では物足りなさが残っているが、事件中心ではなく人物中心、現実的なストーリーという点でマニア層を形成した。

去る14日に韓国で放送された総合編成チャンネルJTBCの金土ドラマ『スケッチ』(脚本カン・ヒョンソン、演出イム・テオ)はオルシン(年上の人に対する敬称)を処断して世界を変えようとするユ・シジン(イ・スンジュ)、彼の殺人あるいは自殺を防ごうとするカン・ドンス(RAIN)、ユ・シヒョン(イ・ソンビン)の姿が描かれた。

この日の放送でユ・シジンはオルシンだと予想したパク・ムンギ(ソン・ジョンハク)を拷問した。彼の口を開かせるために注射を打って脅したが、パク・ムンギは最終的に「オルシンは私ではない。実体がない。群れを指示する人はチョ・ミンスク(キム・ホジョン)」だと告白した。以後、ユ・シジンは脱出しようとするパク・ムンギを殺害した。

ユ・シジンはキム・ドジン(イ・ドンゴン)とカン・ドンスに連絡して彼らと会った。彼らは互いに銃を向けて殺害するという予想から抜け出すと、ユ・シジンはカン・ドンスを狙撃して、これに気付いたキム・ドジンはカン・ドンスの代わりに銃撃を受けて死亡した。

パク・ムンギを脅しているとき、ユ・シジンは自分をパク・ムンギだとだましてチョ・ミンスク代表と約束をしていた。ユ・シジンに拉致をされたチョ・ミンスク代表はどこかへと連れて行かれ、ユ・シジンはユ・シヒョンに電話して「お前が俺のところに来たら死ぬ。絶対に来てはいけない」と話した。

ユ・シジンが別の誰かを殺害するつもりで、これを防ぐことができるのは自分だけだということを知ったユ・シヒョンはユ・シジンを見つけるために努力した。自分が忘れていた5番目のスケッチを類推して廃校に向かったが、ユ・シヒョンの予想通りユ・シジンはチョ・ミンスク代表に銃を向けていた。

ユ・シヒョンはユ・シジンを止めながら「どうして世界を一人で変えようとするの。法と常識で彼らを捕まえよう。私たちみんなの力で変えることができる」と説得した。それでもユ・シジンは「俺を止めたいのなら俺を殺せ。そうでなければ俺がお前を撃つだろう」と警告した。結局、ユ・シヒョンは兄のユ・シジンを撃つことはできず、ユ・シジンは「なら俺がお前を撃とう」と引き金を引いた。

この時、ユ・シヒョンを追ってきたカン・ドンスはユ・シヒョンに飛んでくる弾丸を体を張って防いだ。これにユ・シジンは再びカン・ドンスに銃を向けたが、瞬間に見えた2020年の未来にたじろいだ。チョ・ミンスク代表を殺害しなくてもユ・シジンが言っていた「法と常識」により世界が変わっていたのだ。ユ・シジンは自分が死ぬことだけが結論だと判断して、自分の頭に銃口を構えカン・ドンスはユ・シジンの肩に銃を撃って自殺を防いだ。

以後、チョ・ミンスク代表はユ・シヒョンとカン・ドンスを危険因子として認識、彼らを消そうとした。ユ・シヒョンとカン・ドンスもまたコールドセールの背後勢力をつかまえるためにユ・シジンが集めた資料で捜査を続けてていくことを知らせて幕を下ろした。

RAINの2年ぶりのテレビドラマ復帰作、イム・テウ監督の推理ドラマ初挑戦、2003年KBS2『サンドゥ、学校へ行こう』以来15年ぶりに再会したイ・ドンゴンとRAINの出会いなどで注目を集めた『スケッチ』は視聴率の面でやや物足りなさを残した。

『スケッチ』は初回視聴率3.3%を記録した後、大きな上昇を描かず、2%後半の視聴率を維持したた。『スケッチ』の前作『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』が最高視聴率7.3%、最終回の視聴率6.8%だった点を勘案すれば、かなり低い数値だ。

それでもチョン・ジフンをはじめとする出演俳優たちの華やかなアクション演技は視聴者の好評を得るのに十分だった。また、短い16部作のドラマだったが、巨大な事件が一瞬にして整理されなかったのは、むしろ『スケッチ』の現実性と余韻を残した。

『スケッチ』の後続には『私のIDは江南美人』が来る27日から放送される。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=JTBC画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-15 01:39:00




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