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[2018年韓流イシュー] 韓国芸能界に吹き荒れたMeToo、浄化への開始点


  • [2018年韓流イシュー] 韓国芸能界に吹き荒れたMeToo、浄化への開始点
2018年上半期、韓国の芸能・文化界は惨憺たる事件・事故に沈うつとなった。その中でも老若男女を問わずに驚愕させられたイシューは断然性暴力被害を暴露する「MeToo」運動だっただろう。

ハリウッドで始まり、今年1月にソ・ジヒョン検事の告白により始まった韓国の「MeToo運動」は瞬く間に演劇界と映画界はもちろん、芸能界全般に吹き荒れた。イ・ユンテク前演戯団コリペ芸術監督をはじめとし、俳優の故チョ・ミンギ、オ・ダルス、チョ・ジェヒョン、キム・ギドク監督、タレントのキム・センミンなどが次々にMeToo暴露により俎上に載せられて活動を中断した。芸能リポーター生活20年にしてようやく全盛期を迎えたキム・センミンはセクハラ物議によりすべてが水の泡となり、チョ・ミンギは極端な選択をした。イ・ユンテクは劇団員の数人に性暴力を加えた疑いで懲役6年の宣告を受けてMeTooの加害者として指名された文化界関係者の中で最初の実刑判決を受けた不名誉の主人公となった。

国家人権委員会を中心に「セクハラと性的嫌がらせの調査と制度の改善のための特別チーム」が構成された。正確な事実確認の担保がなされないまま、あまりにも多くの情報提供があふれたことから副作用も存在した。紆余曲折の末に波紋は徐々に収まってきているが、それでも根本的な解決にはならなかった。俳優チョ・ジェヒョンとキム・ギドク監督などは相次いで登場した性的暴行疑惑を頑なに否認し、強硬な対応を示唆して外部との接触を絶っている。

釈然としない状態でこれといった結論を出せずに消えた「MeToo」。竜頭蛇尾の物足りなさも感じられるが、浄化の開始点という面で意味が深い。
  • 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-12-30 05:01:04




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