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チョン・ヘイン主演「ある春の夜に」から夜9時に MBCが平日ドラマ枠移動


  • チョン・ヘイン主演「ある春の夜に」から夜9時に MBCが平日ドラマ枠移動
韓国のMBCが夜9時ドラマの時代を開く。

MBCは5月2日の編成戦略会議、5月7日の本・系列会社編成責任者会議を相次いで開き、平日の夜のドラマ編成時刻を既存の夜10時から夜9時に移動させることを最終的に確定した。

まず、5月22日に放送されるミニシリーズ『ある春の夜に』(演出アン・パンソク)が水曜日と木曜日の夜9時に移動する。

6月放送予定の月火ドラマ『剣法男女2』(演出ノ・ドチョル)も月火夜9時へと1時間早まる。

現在、週末特別企画『異夢』(演出ユン・サンホ)が土曜日の夜9時に編成されていることを考慮すると、今回の決定によりMBCドラマがすべて夜9時に固定されることとなった。

「平日夜10時ミニシリーズ 」という公式を作ったMBCが「夜9時ドラマ時代」を新たに開いたものだ。

ドラマ編成の変化は韓国の労働時間の短縮と変化する視聴者のライフスタイルを反映した先制的戦略だと評価される。

実際に新韓カードが昨年11月に発表した資料によると、夜の外食業でのカード決済が最も多かった時間帯は2012年には夜の8~9時だったが、2018年には7~8時へと早まったことが分かった。

また、KTが分析した流動人口ビッグデータによると昨年8月1日から9月16日まで、ソウル市鍾路区光化門一帯の会社員の一日平均勤務時間(滞留時間)が昨年同期間比平均で55分減少したことが分かった。

このように拡大して早くなった夜の余暇時間に合わせてMBCは主なコンテンツを、すでに今年初めから相次いで前進配置した。

『ニュースデスク』はすでに3月から「30分早い」午後7時30分に移動し、30分延長したワイドニュースを披露している。

シーズン2が放送されている『マイ・リトル・テレビジョン』もシーズン1とは異なり、一時間早い夜10時に放送されている。

MBCは今回の改編でニュースとドラマを連続配置しつつ2012年から崩れた「ニュースの後ドラマ」という伝統的な視聴パターンを復元することができるのかも注目される。

MBCドラマの夜9時編成はチキンゲームの様相へと変化していくドラマ市場正常化のための措置という意味とともに、視聴者の選択を拡大するという意味も込めた。

ドラマ市場は月火夜10時に5本、水木夜10時に4本が血闘しており、このうち1本か2本の作品だけがやっと制作費を回収することができる状況であることが分かった。

また、主要チャンネルの平日の夜の組み合わせは夜9時に教養、夜10時にドラマ、夜11時にバラエティ番組の形で固定されている。

チャンネルに関係なく同じジャンルが同じ時間帯に編成されることによって、視聴者は選択を制約され、ドラマをはじめとする多様なコンテンツが正当な評価を受けられないのが実情だ。

MBCは今回の編成の変更が放送局と制作会社が共存することのできるコンテンツの生態系を造成し、視聴者の選択拡大に寄与するものと見ている。

チェ・スンホ社長は「MBCニュースレター」創刊のインタビューで「ドラマへの投資を強化してしっかりとした大作を作る」とし「このために、内部企画力の強化はもちろん、外注制作会社と幅広く協力したい」と強調した。

MBCは「選択と集中」という大原則のもと、社内制度から外注制作会社の支援制度まで幅広く検討していることが分かった。

これにより、競争力のあるドラマラインナップの構築と共にプラットフォームに依存しないドラマ制作環境を造成する計画だ。
  • 毎日経済 スタートゥデイ パク・セヨン記者
  • 入力 2019-05-08 15:35:50




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