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EXO、オオカミの仮面を取った少年たちの観察カメラ


オオカミ少年たちが初夏の歌謡界をハントした。デビュー1年にして完全体となったEXOの威力は実にものすごい。

カムバック2週にして「Wolf(オオカミと美女)」で地上波音楽プログラム1位を総なめにした。同時にアメリカビルボードのワールドアルバムチャートに名前を浮上させる等海外の反応もまた熱い。

いつの間にか近づくことのできない力を醸し出すカイ、ルハン、タオ、チェン、セフン、レイ、シウミン、ベッキョン、D.O.、スホ、クリス、チャンヨルがオオカミの仮面を暫し取り去って毎日経済スタートゥデイの門を叩いた。

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登場からそわそわしている。早朝から事務所を明るくした彼らは入場から一列に立つことも一仕事のようだ。一度開いたドアは閉じることを知らず、メンバーたちがぞろぞろと入ってくる。挨拶を交わす間、数字を数えてみると一人足りないようだと思ったら最後にシウミンが到着した。メンバーたちが多いのでどこに行っても頭数を数えなくてはいけない状況が繰り返される。

インタビューが進行する空間でも事情は同じだ。もっとも大きな部屋へ彼らを案内したが、椅子が足りず二人のメンバーは後ろに座らねばならない状況が発生した。それでも常にニコニコと笑う顔に返って申し訳ない感情が沸いてくる。

その明るさの理由に12人の少年たちがついに修飾語として受けた「1位歌手」タイトルがある。感激がどれほど大きかったのか、初めて1位を受賞した「ミュージックバンク」ではリーダーのスホの名シーンが演出されたりもした。「イ・スマン先生」を二回も探して涙を流す姿が電波に乗たため、この日も内心ではそんな姿を期待していたのは事実だ。けれどするすると言葉が続けられていく。

スホは「リーダーなのでしなければいけない言葉があるので言わなければいけないのに涙が出て…」と説明し、これまで再び感激に陥ったメンバーたちの目を見ると涙を見せたのは彼だけではないようだ。楽屋に戻って彼よりもさらに熱い涙を流したメンバーを通報してほしいと要請するとチャンヨルがカイとレイを挙げた。

チャンヨルは「本当は僕ら全員じんときて涙が出るように思ったのですが、私は次のスケジュールのため目が腫れるかもしれないと涙を堪えました」と肩を竦めた。どこか誇らしそうな笑顔だ。

多少大人っぽくアイドル模範生らしい発言を見せる彼らであるが、興味をそそる話題を出すと各自声を上げ始めた。彼らをもっとも興奮させた素材はやはり「会食」だ。

「私たちは嫌いなものがありません」(ベッキョン)、「会食好きです」(チャンヨル)。インタビューの間。後ろにいなければいなかった二人、シウミンも腰を上げて「韓牛」を叫び、カイも「一昨日も昨日も食べたし、今日も会食に行く。タッカルビ」と熱狂した。

知ればインタビューが進行されたこの日は春川(チュンチョン)でのファンサイン会が予定されていた。タッカルビが与える幸福がそれほど大きかったのか。クールガイポーズを取っていたカイの顔に笑顔が満開になったのを見ると、だ。

静かに笑顔を見せていたチェンは「会食というよりも春川といえばタッカルビだから…どちらにしても良く食べる年頃なので、食費がたくさん出る」と少し理性を失ったようなインタビュー室を整理した。

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メンバーが多いため食事は日々会食となり、宿所は日々修学旅行となる。ベッキョンは「私たち12名だと多いのでどこに行くにも頼もしく肩がわずかにあがるようになる」と誇らしく話し、バスケやサッカーのような団体スポーツもいつでも出来るということも長所といえば長所だ。

こうしてみると移動する車の中も彼らには遊び場だ。チーム内の雰囲気メーカーであるベッキョンはカラオケに行く必要もなく車の中で曲を流しながら一緒に歌う。これにメンバーたちは「一人でよく遊ぶ」(シウミン)、「終わり無く遊ぶ」(チェン)などの証言を打ち明けて別名「ビーグル」の姿を確認させた。

これに対するチャンヨルは最近チーム内「ダンス大会」にて僅差で1位になった。公正な審査のためにメインダンサーを除いたメンバーたちだけで競った。

「最初は踊って拍手を受けました。笑いの栄光を差し上げて後遺症を得ました。4日ほど経ちましたが歩くのが大変です」(チャンヨル)、「踊るときに靴、帽子などすべてのものを投げたら本当に全部亡くしました」(カイ)、「記事が出たら作家のお姉さんたちがチャンヨルを見て踊りを要求するでしょうね」(ベッキョン)

ダンスの話が出るとカイは再び声を高めた。カイは「たぶんその日の動画が公開されて大変なことになるだろう」と面白がり、チャンヨルが「寂しいときに見れば良い」と付け加えて未公開映像に対する好奇心を煽った。この場で公開してくれと要請しても残念ながら確認できなかった。

ほとんど出ることができないため宿所では芸能プログラムの熱狂的ファンとなる。「会食」の話題以降ひとつの声で叫んだ「ランニングマン」は彼らが選んだ再考の芸能プログラムだ。「超能力を使って鬼ごっこをしたら良いと思う」とメンバーたちはそれぞれの「ランニングマン」賞賛を並べた。

このときチェンは「『ランニングマン』も良いけれど普段芸能プログラムをたくさん見る。呼んでさえもらえたら何でも一生懸命にやる」と騒がしくなった場内を整理しようとしたがすでに「芸能」によってひとつとなった彼らはそれぞれの希望を叫んだ。

チーム内最高のオオカミ男に選ばれたベッキョンは「『本物の男』に出てみたい」と男らしい姿を強く打ち出した。これにメンバーたちは「こいつ(ベッキョン)は必ず送らないといけない」と口を揃え、記者は「最近は遊撃にも行くというが大丈夫か」と引き止めたが、ひとつの答えだけ返ってきた「きっと行きたいと思います」。

これに負けたくないというようにD.O.は「ジャングルの法則」を、ルハンは「1泊2日」を叫んだ。主にリアルバラエティを選んだが、セフンは「『私たち結婚しました』を撮りたい」と突然発言した。メンバーたちはぱっと飛び上がって「個人的な意見なのでこいつ(セフン)だけ話したことにしてください」と口を揃えた。ややこしくなるかと誰がどんなプログラムを選んだか親切に説明してくれるチェンだ。

こんな風に共にするだけでも楽しい彼らをインタビューした後、事務所近くのカフェで偶然に再会する幸運を得た。聞くとインタビューが終わるや近所で食事をしてきたそうだ。午前に進行されたインタビューで会食に熱狂していた理由がわかるというものだった。

周辺は場所柄、年齢層が高いため彼らに大きく気を使う雰囲気はなかった。それに楽しくなったようなメンバーたちは日差しを浴びて光合成をしたりソファーに腰掛けてラフに休息をとるなど自由を楽しんだ。平穏な表情になぜか可哀想な気持ちを感じた。ここが彼らにとって唯一の「逸脱」といえば逸脱だからだ。人気を集めれば集めるほどにこんな自由もこれ以上簡単に享受できないだろう。

それでも彼らは自分たちがもっともしっかりやれる場所に集中する今が幸せだ。SMエンターテイメントという最初の関門でデビューを叶えたことがどれだけ大きく大変なことだったか自ら知っているため、困難な中で受けたこの場所の重さを感じられるということだ。だからEXOの「今が幸せだ」という言葉も、「ファンたちに感謝する」という言葉も真実として迫ってくる。
  • スタートゥデイ_イ・ソダムインターン記者 / 写真_SMエンターテイメント
  • 入力 2013-06-20 14:33:30




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