BTSのファンクラブARMYがBig Hitに怒る理由「韓国ファンを逆差別」


「#ファンクラブ_運営方式_フィードバックして」

Twitterをはじめとするソーシャルネットワークサービス(SNS)が防弾少年団(BTS)のファンクラブ、AMRYの怒りにより熱くなっている。Big Hitエンターテインメントが最近発表したファンクラブのポリシーをめぐって防弾少年団のファンがハッシュタグ(トピックの検索を容易にするため作成するコードで、主に「#」の後ろに内容を付けて作成)を付けて所属事務所にコメントの表明を要求している。

所属事務所とファンクラブ間の葛藤は15日、Big HitエンターテイメントがARMYの常時募集を発表してから始まった。Big Hitエンターテイメントは「毎年一定期間のみ登録することができた期数制の方式から脱して、いつでもファンクラブの特典を受けられるように常時会員を募集する方式に変更する」と公式ファンコミュニティ、カフェ、SNSチャンネルを通じて発表した。

従来より加入期間を大幅に増やすことで、より多くのファンが特典を利用できるようにするという趣旨だ。これにより防弾少年団の期数制ファンクラブの募集は昨年4月に募集した「ARMY 5期」を最後に終了した。しかし多数の韓国ファンは今回のポリシーはまさに「韓国ファンに対する逆差別」だとして反発している。「ファンを欺瞞したBig Hitは常時募集を廃止して韓国ファンの差別を停止せよ」というタイトルの声明文にて彼らは「自国のARMYが大韓民国で観覧可能なコンサートの回数は年に2回」とし、日本・米国など韓国よりコンサートの開催回数が多い国と比較して韓国のARMYが差別を受けていると批判した。彼らははまた「グローバル会員により韓国ARMYは自国で開かれるコンサートでさえ他国のファンと区別なく競争(することになった)」とし、「常時募集撤回と期数制の復活を強く要求する」と強調した。

また日本のファンクラブ加入は唯一現地居住者にのみ許可しながら、「韓国・日本・グローバル」に分かれていたファンクラブを「日本・グローバル」に分け、日本のファンだけ特別待遇していると指摘した。今後、韓国のコンサートのチケット前売りでは「グローバルARMY」が一緒に競争しなくてはいけないが、日本のコンサートは「日本のARMY」だけの特典となっていると主張している。これと関連し、Big Hitエンターテイメントの関係者は「ファンクラブの運営方案と関連しては公示の内容を参考にしてほしい」と他には説明するのが難しいという立場を明らかにした。あるエンターテイメント会社の関係者は「日本では自国のルールを徹底して守らなければ海外アーティストの公演と放送出演を完全に遮断してしまう」とし「おそらくそのような習慣のために日本のファンだけに異なる基準を適用する、異例の状況が生じたようだ」と推測した。

ファンが懸念しているもう一つの問題は、ダフ屋の増加だ。一般的にアイドルのコンサートは先にファンクラブにチケット前売りの順序が与えられれるが、加入条件を簡素化してしまうと、ファンクラブを装った「プルミチュン」(プレミア分を上乗せしてチケットを転売する人)が大手をふるうことを恐れている。京畿道に居住する会社員のカンさん(27)は「以前にはチケット業者であってもチケットを売りたかったら加入期間に合わせて登録する必要があったが、今は誰でもいつでも登録できるからさらに大事になるだろう」と説明した。

もちろん、ファンの中でも意見は分かれる。イさん(31)は「以前のように期間限定の申請を受ける場合は、私のように後で防弾少年団が好きになった人はファンクラブの申請が難しく残念だった」と制度変更を歓迎すると伝えた。

ただし、賛否を超えて所属事務所の疎通不足の問題は共通して指摘されている部分だ。キムさん(31)は「韓国のファンたちには大合唱はもちろんのこと、プラカードも持たせないようにしながら、今回の英国ウェンブリー公演の時には大合唱を可能にし、韓国ファンたちの不満が溜まっている状況だ」と明らかにした。ハンさん(25)は「Big Hitが続けて導入したポリシーに反対していたファンたちの立場からは、今回のポリシーにより「私たちをATMとして見ている」という認識が生まれたようだ」とした。キム・ホンシク大衆文化評論家は「常時登録がグローバル時代に正しい面はあるが、事前の意見収斂過程なしに制度変更を決めたのはコミュニケーションを重視する防弾少年団の精神に合わないようだ」とし「ファンの意見を民主的に反映する過程なしに一方的に不意打ちで告知したのが適切ではなかったようだ」と指摘した。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 / コ・ボヒョン記者
  • 入力 2019-07-19 17:31:51