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俳優イ・サンヒの息子を暴行死させた男に有罪が確定


  • 俳優イ・サンヒの息子を暴行死させた男に有罪が確定
俳優イ・サンヒ(59)の息子を暴行して死亡させた罪に問われた20代の男性に韓国の最高裁が有罪を宣告した。

最高裁はイ・サンヒの息子(当時19歳)を暴行して死亡させた疑い(暴行致死)で在宅起訴されたA(26)に控訴審に続いて有罪を確定、宣告した。

最高裁はAの暴行は先に殴ろうとした被害者を避けようとする単純な防御や正当防衛ではないと判断した。控訴審で裁判部はAに懲役3年、執行猶予4年を宣告した。

イ・サンヒの息子は2010年12月に米国ロサンゼルスの高校に通っていた同級生のAと喧嘩をしていて拳で頭を打たれて倒れた。以後、病院に運ばれた息子は脳死判定を受け、わずか2日後に息を引き取った。

これにLA警察は殺人容疑で検察に起訴要求をしたが、後に事件を引き受けた弁護士が突然事件を回避しながら不起訴処分で終わった。イ・サンヒの息子が先に攻撃をしてきて防御のために殴ったという主張を検察が受け入れ、捜査を終結したもの。

しかし、イ・サンヒ夫婦は2011年6月、Aが韓国に戻ってきて大学に進学したことを確認して2014年1月、Aの居住地の管轄である清州地検に再捜査を要請した。再捜査が開始され、国立科学捜査研究院は正確な死因究明のために埋葬された遺体を掘り出して4年ぶりに司法解剖した。

控訴審で裁判部は一審とは異なり「被害者が被告人の暴行によりくも膜下出血(脳出血)を起こして死亡したという控訴事実を追加したが、医師協会の事実照会と鑑定嘱託などを総合すると被告人の暴行と被害者の死亡の間に因果関係が認められる」と有罪の理由を説明した。

特に「顔を暴行したら脳に衝撃を与え、人が死亡する可能性もあるというのは一般的な常識」とし「被告人の行為で被害者が死に至る重大な結果を招いた点を考慮すると、相応の罰則が必要だ」と指摘した。ただし「当時、幼い年齢(17歳)で偶発的に犯行に至った点を考慮した」と付け加えた。

イ・サンヒ側は2審判決後「拘束処罰がないという点で事実上の免罪符を与えたもの」とし、最高裁に上告する意志を明らかにした。
  • 毎日経済 スタートゥデイ パク・セヨン記者
  • 入力 2019-11-15 08:20:03




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