スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが撮影した『Pain & Glory(ペイン・アンド・グローリー)』とフランスの『Portrait of a Lady on Fire(燃える女の肖像)』など、同部門のそうそうたる競争作を抜いて収めた成果だ。ポン・ジュノ監督は「今日の世界の偉大な映画監督たちと一緒に候補に上がることができて、それ自体で光栄だった」とし、「1インチほどの字幕の壁をこえれば、あなたがたははるかに多くの映画を楽しむことができる」と所感を明らかにした。続けて同氏は、「私たちはただ一つの言語だけを使うと思う。シネマ(映画)」と英語で付け加えた。この日、『寄生虫』は脚本賞と監督賞候補にも名前を上げたが受賞にはつながらなかった。