リッパート大使の遅刻赴任は愛犬のせい

米国航空会社「犬の搭乗不可」に…大韓航空に感謝 

マーク・リッパート(Mark Lippert)新任駐韓米大使の遅刻赴任は、最終的に犬のためだと分かった。

先月31日、アメリカン航空(AA)の関係者は、本誌との通話で「リッパート大使が愛玩犬を機内に乗せたいといったが、AAの方針と合わなかった」と説明した。この関係者は、「リッパート大使が愛玩犬の機内搭乗不可の通知を受けてロサンゼルスに移動し、大韓航空に乗って仁川に行ったと聞いている」と述べた。

外交筋によると、リッパート大使は韓国に赴任するために28日、AA国内線に乗ってワシントンでテキサス州のダラスに向かった。米国政府が最近、利用航空券をデルタ航空からAAに交換したが、AAはワシントンから仁川までの直行便がなく、ワシントン~ダラスを経て仁川に入ってくる経由便に乗らなければならなかったためだ。

しかし、リッパート大使はダラス・フォートワース国際空港でAAから愛玩犬を国際線機内に乗せることができないという話を聞いた。リッパート大使の愛玩犬『グリックスビー』はバセットハウンド種で、図体が大きいものは貨物室に乗せて移さなければならないというのが航空業界の関係者たちの説明だ。また、愛玩犬を国際線の飛行機に乗せるためには事前にマイクロチップを注入する必要があり、狂犬病などの予防接種の証明書も必要だ。

結局、リッパート大使は予定よりも1日遅れて先月30日、大韓航空に乗ってLAから仁川空港に入国した。駐韓米大使が米国の国籍機に乗らず、大韓航空を利用して韓国に来たことも異例的だ。

彼は到着声明を通じて「大韓航空に感謝している」と述べた。リッパート大使はこの日、空港で記者たちと会い、赴任が1日遅れた理由を問う質問に「移動上、軽微な問題があり、定時に到着できなかった」と答えた。

リッパート大使は愛玩犬『グリックスビー』を家族のように大切にしていることが知られている。彼は赴任前の就任宣誓で『グリックスビー』を「大切な家族構成員」と表現したりもした。到着声明でもリッパート大使は「グリックスビーと一緒に頻繁に出かけるだろうに、新しい友達を作ることができることを期待する」として愛玩犬に対する愛情を表現した。最近、リッパート大使と会ったある要人も「対話の相当部分が犬の話であるほど、リッパート大使が愛玩犬を愛している」と伝えた。

一方、大韓航空の関係者は「リッパート大使の愛玩犬を貨物室に乗せて運ばれたが、検疫も問題がなかった」と明らかにした。
  • 毎日経済_キム・ギジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-31 15:37:01