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オ・スンファン、韓国投手「デビュージンクス」やぶるか

日、プロ野球28日開幕...3年目のイ・デホ、30本塁打・100打点に挑戦 

「守護神」呉昇桓(オ・スンファン、32・阪神タイガース)と「ビッグボーイ」李大浩(イ・デホ、32・ソフトバンクホークス)が日本舞台を征するために出撃する。日本のプロ野球は28日、正規リーグ開幕戦を皮切りに各チームあたり144ゲームを戦う日程に突入する。

昨シーズンの国内プロ野球で、サムスンライオンズのユニフォームを着て「統合優勝(レギュラーリーグ1位・韓国シリーズ優勝)3連覇」をなすところに一等功臣となったオ・スンファンは、シーズンを終えて阪神タイガースと2年・9億円(約93億7000万ウォン)で契約した。阪神は28日午後6時、日本の東京ドームで読売ジャイアンツとの開幕3連戦を行う。

オリックスバファローズのユニフォームを着て2012年から2年間、猛活躍を繰り広げたイ・デホは、ソフトバンクホークスと3年20億円(約203億ウォン)という「超大型ジャックポット」を決めた。ソフトバンクは28日午後6時30分、日本のヤフードームで千葉ロッテマリーンズと対戦する。

阪神とソフトバンクの弱点は、それぞれ強固な抑え投手と重量感のある4番打者という点から、オ・スンファンとイ・デホの加勢で、2つのチームはそれぞれ昨シーズンよりもさらに戦力がアップグレードされたという評価だ。

阪神は昨シーズン「裏口取り締まり」に失敗し、セ・リーグ優勝に失敗した。

1998年に阪神に入団し、562試合42勝25敗220セーブと防御率1.77を記録した「特級抑え」の藤川球児が、米メジャーリーグのシカゴ・カブスに入団して生じた空白を埋められなかった阪神は、ライバルの読売ジャイアンツがセントラルリーグ優勝の祝杯を上げることを見守るしかなかった。

「打倒読売」に向けた最後のパズルでオ・スンファンを選んだ阪神は昨シーズン、韓国プロ野球が終わる前からオ・スンファンへの関心を隠さなかった。オープン戦6試合に登板したオ・スンファンは、6試合6イニング1失点10奪三振で防御率1.50を記録し、期待に応える姿を見せた。

「変数」は壊れやすい阪神の戦力だ。阪神はオープン戦で3勝3分け10敗に終わった。

韓国の舞台を経て日本のプロ野球に挑戦した韓国投手たちの、初シーズンに苦戦を強いられるジンクスもオ・スンファンには負担だ。オ・スンファン以前に日本に進出した宣銅烈(ソン・ドンヨル)、李尚勲(イ・サンフン)、鄭珉哲(チョン・ミンチョル)、具臺晟(ク・デソン)、林昌勇(イム・チャンヨン)のうちでイム・チャンヨンを除いては、すべての投手が最初の年に自分の力を発揮できず、残念な思いを残した。

ソフトバンクはオープン戦のあいだ、圧倒的な競技内容で15勝2分け2敗を記録して1位に上がった。ただし、イ・デフンはオープン戦で打率0.250(48打数12安打)1本塁打4打点とやや振るわない姿を見せた。

昨シーズンはパ・リーグ4位にとどまり、体面を傷つけたソフトバンクは移籍市場で30億円(約304億ウォン)の巨額を投資して、自由契約選手(FA)と「大物助っ人」を大挙スカウトして戦力強化に乗り出した。

新たにスカウトした「大物助っ人」の中でも、4番打者を務めるイ・デホにかける期待はさらに大きい。秋山幸二ソフトバンク監督は、「昨年とは異なり、確実な4番打者と一緒にシーズンを開始する」と語った。

イ・デホもまた、「巨額をもらったぶん、重要な瞬間には打点でチームに貢献したい」と語る。特に今シーズンのイ・デホは30本塁打、100打点以上を記録すると期待を集めている。昨シーズン、イ・デホはオリックスで自分の打順の前後が壊れやすい不利を乗り越えて、打率0.303で24本塁打91打点を記録し、チームの打線を導いた。

力のある傭兵の巨砲が支えるソフトバンクではイ・デホとの勝負を避けることは難しいという点から、イ・デホは今シーズンは気楽に打撃だけに専念できる見込みだ。
  • 毎日経済_チョン・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-26 17:08:10




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