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[アンケート] 老後に最も必要なのは「お金」…健康、配偶者、家族もお金に及ばない


食べても食べても空腹だ。過食症の症状だ。
資本主義社会では、過食症と似た症候群がある。過所有症候群だ。
持っても持っても不足している。

お金へのこだわりは、代を継いだ貧困に身震いする貧者だけに該当するのではない。いくら多くても、物質への執着を絶つことができない父子も、お金がもっと必要だという考えに、神経質、憂鬱、不安を払いきれない。9999億ウォンを持った人は、1兆を満たしたいと考え、1兆を満たせば1兆を崩すのが嫌で、より欲を出す。

過所有症候群は、老後の生活に対する不安にもつながる。

市場調査専門企業エムブレイン・トレンドモニター(trendmonitor.co.kr)が、全国の成人男女1000人を対象に実施した「老後の生活に対する不安感」の調査でも過所有に対する片鱗を読むことができる。

この調査では、回答者の74%が「老後の生活に最も必要なもの」としてお金を挙げた。健康(68.3%)もお金に勝てなかった。
配偶者(35.8%)や家(29.9%)、家族(26.7%)は、まったく競争相手にもされないほどだ。

  • [アンケート] 老後に最も必要なのは「お金」…健康、配偶者、家族もお金に及ばない
お金は年齢に関係なく、最も切実な願いだ。ほぼ全年齢(20代 71.6%、30代 74.4%、40代 76%、50代 74%)でお金は最も重要な価値だった。50代の高年齢層で、健康が83.2%でお金を抜いただけだ。

老後に配偶者が必要だという認識が、女性(29%)より男性(42.6%)で強く現れ、加齢とともに配偶者に依存する傾向が男性から濃さをうかがわせた。

執着が大きくなるほど幸福感は低下する。現代経済研究院が所得の安定性、比較的経済状況、生活水準の向上の可能性、経済的平等度、経済的不安と経済的幸福感をもとに作成された「経済的幸福指数」は、昨年下半期は38.4点(100点満点)にとどまった。2011年下半期(37.8点)以来、最も低い数値だ。

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ほとんどの所得階層で幸福感が低下した。所得水準が2000万ウォン未満の低所得層の幸せ指数が、少し高くなったものの、高所得層が享受する幸福感(56.4%)に比べればずいぶんと差がある。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2017-03-19 08:57:00




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