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[アンケート] 「フリーター族」が最も多い年齢層は20代…中高年フリーターは建築現場の日雇い労働者が54.3%


おやつを買いにコンビニに行ったら50代のおじさんが働いている。オーナーが代わったのかなと思い聞いてみた。

「新しいオーナーさんですか?」

「そんなお金があったらどれだけいいことか」

悲しい答えが返ってきて、すぐにお店を後にした。

20代の青年たちの専有物だと思っていたアルバイトだが、中高年層の姿も少なくない。「フリーター族」が全年齢層に領域を広げたのだ。しかし、まだまだ「フリーター族」の大半は20代だ。

*フリーター族:定職なしでアルバイトなどの臨時職で生計を立てている人。

  • [アンケート] 「フリーター族」が最も多い年齢層は20代…中高年フリーターは建築現場の日雇い労働者が54.3%
市場調査専門企業エムブレイントレンドモニターのアンケート調査の結果、「フリーター族」が最も多いと考えられる年齢層は91.5%の支持率で20代が挙げられた。

全国19~59歳の会社員の男女1000人を対象にした調査では、厳しい就職難に直面している20代がアルバイトで生活費と小遣いを稼いでいるという考えに絶対多数が共感した。職場に身を置いて仕事に没頭する年齢である30代に「フリーター族」が多いという意見も65.5%に上った。特に30代自らが、自分たちの世代に「フリーター族」が多いという意見に同調する傾向が強かった。30代の回答者が自ら30代を挙げた割合が71.6%で、全体の回答率を上回った。

このほか、10代を挙げた回答者は全体の20.3%で、40代以上を選んだ回答率は10%を超えなかった。

20~30代の「フリーター族」と40代以上の中高年層のそれに対する人々のイメージは少し異なる。

20代の「フリーター族」を見て、親の心情的には気の毒(48.9%)という考えが先立つだろう。しかし、とらわれずに(38.8%)自由に(27.7%)生きていく彼らの選択は、必ずしも悪いことではないようにも感じる。

これに対し、40~50代の「フリーター族」に対して同情一色だ。気の毒だ(48.1%)、家計がどれほどだったらアルバイトをするのか(47.8%)という意見が大半を占めた。まだ可能性が開かれている青年と、可能性が閉ざされた中年以降とではこのように違いを見せる。

世代別「フリーター族」の雇用にも違いが表れる。20~30代の「フリーター族」が働くべき業種としては、コンビニ(51.8%、複数回答)が最も多く、コーヒー専門店(49.8%)・ファストフード店(38.4%)・飲食店(27.2%)・映画館など(14.8%)が続いた。

40~50代の「フリーター族」の雇用は、建築現場の日雇い(54.3%)が圧倒的に1位に上がり、大型マート(44.2%)・給油 / 洗車場(43.7%)で20~30代よりも少しつらい業種が多かった。
  • O2CNI Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2017-04-23 09:02:00




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