トップ > コリアナウ > 政治 > 中韓首脳会談「FTA、年内妥結に合意」

中韓首脳会談「FTA、年内妥結に合意」


◆ 中韓首脳会談経済交流 ◆

  • 中韓首脳会談「FTA、年内妥結に合意」
中韓両国が年内の自由貿易協定(FTA)の妥結を共同で宣言した。これまでの実務レベルでのFTA年内妥結の意志は複数回になるが、首脳次元での約束は今回が初めてだ。

また早ければ年末から、中国の輸出業者が人民元をウォンに、韓国で直接換えることができる道が開かれる。このようにして人民元が国内に蓄積すると、わが国の金融既刊が中国本土の株式・債券・デリバティブなど、人民元に投資できる資格(RQFII・人民元適格外国機関投資家)が800億元以上に付与される。

3日、朴槿恵大統領と習近平中国国家主席は青瓦台で首脳会談を行い、12件の了解覚書(MOU)のうち、経済協力を強化するための6件について合意した。

韓・中FTAはわれわれの側の製造業の開放圧力と、中国の生鮮食品開放圧力のために交渉が遅々として進なかったが、首脳レベルの年内妥結が宣言されることによって急進展が予想される。11月、中国の北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での、首脳会議の時点に合わせて妥結される可能性が高いと観測される。

また今回の首脳会談で、人民元の直接取引市場の開設について合意がなされた。これにより、早ければ下半期から韓国で人民元での清算決済が一日単位で行われることになる。

両国の中央銀行(韓国銀行、中国人民銀行)はMOUを締結し、ソウルに所在する中国系銀行を、人民元の清算決済銀行として指定する。このように、韓国金融市場で人民元が蓄積されると、該当の貨幣を中国株式・債券市場に直接投資できる道も開かれる。中国はRQFII(Renminbi Qualified Institutional Investor)資格を韓国に800億元(約13兆ウォン)以上付与する予定だ。

中韓両国はまた、キムチの輸出についてまず協力を推進することにした。

中国の衛生当局は殺菌していない発酵食品であるキムチの特性を考慮せず、大腸菌含有量の基準を設定して、事実上は韓国キムチの中国輸出が不可能だった。

中韓FTAの障害物として作用していた中国漁船の西海不法操業問題も、両国が協力して問題を解決するという内容が首脳会談の附属書に含まれた。セマングム韓・中経済協力団地の開発に、中国が政府レベルで努力するであろうという内容も附属書に入った。
  • 毎日経済_キム・ソンゴル記者/シン・ヒョンギュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-03 19:02:34




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア