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中国の習主席「壬辰倭乱の時、韓・中は力あわせて戦った」

ソウル大学での講演で日本に向けて思い切った発言...「地域平和・世界繁栄の仲間に」 

◆ 韓・中首脳会談 ◆

朴槿惠大統領と習近平中国国家主席間の韓・中首脳会談を契機にして、潜伏していた日本の歴史認識問題が浮き彫りになり、東北アジア情勢が揺れ動いている。

訪韓二日目を迎えた習主席は4日午前、ソウル大学を訪問して学生・教職員の前で行った演説で、「20世紀前半期に日本の軍国主義が中韓両国に対する野蛮な侵略を行い、韓半島を併呑して占領し、われわれ両国はともに大きな苦難を経験した」と語った。

習主席は続けて、「日清戦争が最も熾烈だったとき、生死を捧げて互いに助け合った」とし、「臨時政府史跡や上海尹奉吉義士記念館、西安光復軍記念碑は忘れられない歴史を証明している」と強調した。この日に習主席は、「歴史上で危険な状況が発生したときごとに、韓・中両国は常に互いに助け合いながら、ともに克服した」とし、「400年前に壬辰倭乱が勃発した時、両国国民は敵がい心を抱いて肩を並べて戦場に向かった」とも語った。習主席は、「中韓両国は‘地域の平和に貢献する同伴者’‘アジアの発展を図る同伴者’‘世界の繁栄を促進する同伴者’になるだろう」と語った。

このような発言は最近の、日本の安倍晋三首相の集団的自衛権の行使など、右傾化の動きに対する中国側の公然とした対応が、習主席の訪韓に合わせて表われているという解釈が可能だ。軍事大国化などで域内の平和を阻害する日本に、共同で対応しようという意味として受け取ることができる。

実際に、習主席は前日の青瓦台で開かれた韓・中首脳会談でも、朴大統領に「来年の中国の抗日戦争勝利と朝鮮半島光復70周年を迎え、両国が共同記念式典を開こう」と提案するなど、公開的に反日の動きを見せている。

また両首脳は、単独会談で「日本の右傾化」「集団的自衛権」などを取り上げ、日本の歴史歪曲などを議論したが、韓国側がこれを非公開とした反面で中国は4日、外交部が公式発表文を通じて「習主席が抗日共同式典を提案した」と発表した。急速に近づく北・日関係と北韓の核協力の亀裂を意識して、日本側に「低い水位」で対応するわれわれの側とは明らかに温度差を見せたわけだ。

一方、日本政府のスポークスマン菅義偉官房長官は、習主席の「抗日戦争の勝利(韓国光復)70周年行事共同開催提起」報道に対して、「(韓・中)両国が過去の歴史を不必要に提起し、国際問題化しようとする試みは、この地域の平和と協力構築には全く役に立たない」と批判した。
  • 毎日経済_キム・ソンゴル記者/イ・ギョンヂン記者/ユン・ヂンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-04 15:36:59




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