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スパイ無人機、北の偵察総局のものと確認
■ 国防部、北の無人機を公開
△写真=チョン・ドンヂン合同参謀本部作戦1処長は21日、国防部のブリーフィングルームで開かれた北韓無人機の調査結果ブリーフィングで、対北警告声明を発表している。前には江原道の麟蹄で発見された北韓の無人機が置かれている。 [イ・スンファン記者]
最近、江原道の麟蹄（イムヂェ）で発見された無人機は、3年前に白翎島（ペンニョンド）に墜落した無人機よりも航続距離（最大飛行距離）が2倍に増えたことが軍の調査結果から明らかになった。国防部は21日に発表した調査結果で、「（9日に麟蹄郡で発見された）小型無人機の飛行経路などを分析し、明らかな科学的証拠を通じて北韓の小型無人機だと確認した」と明らかにした。
無人機の飛行操縦コンピュータに入力された飛行経路を分析した結果、無人機の発進地点と復帰予定ポイントは北韓の江原道金剛郡一帯と確認された。金剛郡は軍事境界線（MDL）から北に約7キロメートル離れたところにある。無人機は5月2日午前10時、定刻に離陸して同じ日の午後1時09分頃、高高度ミサイル防衛システム（THAAD／サード）基地を撮影したことが分かった。在韓米軍がサード基地に射撃統制用レーダー、発射台2基、交戦統制所などの重要な機材を搬入してからわずか6日が過ぎた時だった。
白翎島無人機はエンジン出力が35㏄だったが、麟蹄無人機はチェコ産の2サイクル2気筒50㏄エンジンを搭載していた。燃料を入れるエンジンタンク容量も7.47リットルで、白翎島無人機（3.4リットル）よりも2倍以上大きくなった。麟蹄無人機は全飛行距離だけで約490キロメートルに達した。発進地点の北韓金剛郡に復帰した場合は、532キロメートルを飛行したと推定された。白翎島無人機は航続距離が180~300キロメートルと推定された。
しかしエンジンの性能が安定した段階には至らなかったことがわかった。国防科学研究所（ADD）の関係者は、「エンジン異常が原因で飛行速度の低下や燃料の異常消費が発生した」とし、「燃料不足で墜落したものと推定される」と説明した。
麟蹄無人機は5ヶ所の地点の速度が時速60㎞以下に、急激に減速したことが把握された。これによって高度が突然低下したが高まるなど、不安定なようすを見せた。 5時間30分の間に約490キロメートルを飛行したが、無人機の平均速度は時速90㎞で、高度は2.4キロメートルと分析された。
飛行操縦コンピュータは離陸と復帰予定地点である北韓金剛郡周辺の8つの航路点と、任務飛行経路上の18の航路ポイントが設定されていた。コンピュータに保存された飛行データは1時間42分の分量だった。
飛行経路は金剛郡から慶尚北道星州郡の方向に直線的なものと調査された。カメラのメモリに保存された写真555枚を示すパスとも正確に一致した。麟蹄無人機の主な任務は、サード基地偵察であることを推定することができる部分だ。
無人機の部品は、韓国・米国・中国・日本・チェコ・カナダ・スイスなど7カ国の製品を使用したことが分かった。翼の方向蛇を動かす「サブ駆動機」は白翎島無人機と同じようなもので、韓国製品であることが分かった。飛行任務コンピュータはカナダのマイクロパイロット、カメラはソニー製A7R（35㎜多焦点レンズ）だった。衛星位置情報（GPS）とGPS受信機は、それぞれ米国製とスイス製であることが明らかになった。 RC受信機も日本製だった。
軍当局は今回の無人機を、北韓の軍団級部隊で運用するものと推定した。金剛郡の近くに無人機運用部隊があることが知られている。しかし軍は北韓無人機の飛行任務コンピュータに、サード基地と韓国軍の最前線地域の軍事諜報を収集するように事前にコマンドされた点から見て、今回の偵察行為は北韓軍偵察総局が主導した可能性に重きを置いた。
わが軍の関係者は、「無人機が戦略的な目的任務を遂行したことから、偵察総局のしわざである可能性が高い」と述べた。
わが軍は、北韓が再び南に無人機を飛ばして在韓米軍のサード基地を偵察したことを「軍事挑発」とみなし、強く糾弾した。
国防部は「今回の北韓の行為は停戦協定と南北不可侵合意に違反した明白な軍事挑発」だとし、「わが軍は北韓の今回の挑発を強く糾弾し、すべての挑発行為を直ちに中断することを促す」と述べた。
この無人機は3キログラムほどの生化学物質と爆薬を搭載し、われわれの後方地域に飛ばす能力を備えたものと評価された。軍関係者は、「化学兵器や爆薬を後方まで飛ばす機能を備えたものと評価する」と述べた。
最近、江原道の麟蹄（イムヂェ）で発見された無人機は、3年前に白翎島（ペンニョンド）に墜落した無人機よりも航続距離（最大飛行距離）が2倍に増えたことが軍の調査結果から明らかになった。国防部は21日に発表した調査結果で、「（9日に麟蹄郡で発見された）小型無人機の飛行経路などを分析し、明らかな科学的証拠を通じて北韓の小型無人機だと確認した」と明らかにした。
無人機の飛行操縦コンピュータに入力された飛行経路を分析した結果、無人機の発進地点と復帰予定ポイントは北韓の江原道金剛郡一帯と確認された。金剛郡は軍事境界線（MDL）から北に約7キロメートル離れたところにある。無人機は5月2日午前10時、定刻に離陸して同じ日の午後1時09分頃、高高度ミサイル防衛システム（THAAD／サード）基地を撮影したことが分かった。在韓米軍がサード基地に射撃統制用レーダー、発射台2基、交戦統制所などの重要な機材を搬入してからわずか6日が過ぎた時だった。
白翎島無人機はエンジン出力が35㏄だったが、麟蹄無人機はチェコ産の2サイクル2気筒50㏄エンジンを搭載していた。燃料を入れるエンジンタンク容量も7.47リットルで、白翎島無人機（3.4リットル）よりも2倍以上大きくなった。麟蹄無人機は全飛行距離だけで約490キロメートルに達した。発進地点の北韓金剛郡に復帰した場合は、532キロメートルを飛行したと推定された。白翎島無人機は航続距離が180~300キロメートルと推定された。
しかしエンジンの性能が安定した段階には至らなかったことがわかった。国防科学研究所（ADD）の関係者は、「エンジン異常が原因で飛行速度の低下や燃料の異常消費が発生した」とし、「燃料不足で墜落したものと推定される」と説明した。
麟蹄無人機は5ヶ所の地点の速度が時速60㎞以下に、急激に減速したことが把握された。これによって高度が突然低下したが高まるなど、不安定なようすを見せた。 5時間30分の間に約490キロメートルを飛行したが、無人機の平均速度は時速90㎞で、高度は2.4キロメートルと分析された。
飛行操縦コンピュータは離陸と復帰予定地点である北韓金剛郡周辺の8つの航路点と、任務飛行経路上の18の航路ポイントが設定されていた。コンピュータに保存された飛行データは1時間42分の分量だった。
飛行経路は金剛郡から慶尚北道星州郡の方向に直線的なものと調査された。カメラのメモリに保存された写真555枚を示すパスとも正確に一致した。麟蹄無人機の主な任務は、サード基地偵察であることを推定することができる部分だ。
無人機の部品は、韓国・米国・中国・日本・チェコ・カナダ・スイスなど7カ国の製品を使用したことが分かった。翼の方向蛇を動かす「サブ駆動機」は白翎島無人機と同じようなもので、韓国製品であることが分かった。飛行任務コンピュータはカナダのマイクロパイロット、カメラはソニー製A7R（35㎜多焦点レンズ）だった。衛星位置情報（GPS）とGPS受信機は、それぞれ米国製とスイス製であることが明らかになった。 RC受信機も日本製だった。
軍当局は今回の無人機を、北韓の軍団級部隊で運用するものと推定した。金剛郡の近くに無人機運用部隊があることが知られている。しかし軍は北韓無人機の飛行任務コンピュータに、サード基地と韓国軍の最前線地域の軍事諜報を収集するように事前にコマンドされた点から見て、今回の偵察行為は北韓軍偵察総局が主導した可能性に重きを置いた。
わが軍の関係者は、「無人機が戦略的な目的任務を遂行したことから、偵察総局のしわざである可能性が高い」と述べた。
わが軍は、北韓が再び南に無人機を飛ばして在韓米軍のサード基地を偵察したことを「軍事挑発」とみなし、強く糾弾した。
国防部は「今回の北韓の行為は停戦協定と南北不可侵合意に違反した明白な軍事挑発」だとし、「わが軍は北韓の今回の挑発を強く糾弾し、すべての挑発行為を直ちに中断することを促す」と述べた。
この無人機は3キログラムほどの生化学物質と爆薬を搭載し、われわれの後方地域に飛ばす能力を備えたものと評価された。軍関係者は、「化学兵器や爆薬を後方まで飛ばす機能を備えたものと評価する」と述べた。
- 毎日経済 アン・ドウォン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-06-22 08:46:58
