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安保理、北のICBM挑発に超強力な制裁を論議


米国政府は北韓の発射した「火星-14」を大陸間弾道ミサイル(ICBM)として公式に評価し、強硬対応の意志を明らかにした。

レックス・ティラーソン米国務長官は4日午後(現地時間)に発表した公式声明で、「米国は北韓のICBM発射を強く非難し、より強力な措置としてこれに対する責任を問うつもり」だと述べた。

この声明は北韓がミサイルを発射してから約22時間後に出された米国政府の初の公式反応で、米国が北韓のICBM発射を初めて認めたものだ。米国は北韓が核弾頭を装着したICBMで、米国本土を狙っている状況を重大な脅威だとみなしてきた。

ティラーソン長官は「北韓のICBM発射は米国と同盟国、世界に対する新たな脅威が高まっていることを示すもの」だとし、北韓の核武装を絶対に受け入れないと強調した。特に「北韓の労働者を招請したり、北韓政権に経済的・軍事的利益を与えて国連の対北制裁を履行していない国は、危険な政権を助けて幇助することだ」と述べた。

北韓が経済の相当部分を依存している中国に、制裁に同参することを促したものと解釈される。米主要メディアは、北韓が渡ってはいけない「レッドライン(禁止線)」を侵犯したことに対して衝撃的だという反応を見せた。

米政府は独立記念日の4日午後、異例の緊急外交・安保長官会議を招集し、ハーバート・マクマスター ホワイトハウス国家安保補佐官の主宰で北韓対策を議論した。国連安全保障理事会は韓・米・日の要求に応じて、5日午後3時に緊急会議を開催することにした。

このような中で文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は5日、主要20カ国(G20)首脳会議に出席するためにドイツに出国する前に、「北韓の重大な挑発にわれわれが声明でのみ対応する状況ではなく、われわれの確固としたミサイル連合対応態勢を北韓に確実に示す必要がある」と述べた。ムン大統領は鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長に「韓・米ミサイル連合武力示威」を指示し、鄭安保室長は前日の午後9時にマクマスター補佐官と通話した。
  • 毎日経済 ニューヨーク=ファン・イニョク特派員/ソウル=チョン・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-06 02:33:00




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