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[アンケート] YOLOはまだ「夢の中の夢」


順調だった職場を放り捨てて世界一周の旅に出る30代男性、懐事情を考慮すれば買ってはいけない数百万ウォンの自転車を買ってハイキングに向かう20代の女性、マイホームでないにも関わらず人間らしく暮らすために可愛らしく家を飾る新婚夫婦。

彼らの共通点はなんだろうか。

将来を心配しないということだ。未来が良くなるのか、またははるかに悪くなるか分からないが、すぐ目の前の現実は楽しんで暮らすと宣言した人だろう。

これらをYOLO(ヨロ/You Only Live Once)族と呼ぶ。

YOLO族は健康食品ではなく、唾液腺を刺激するおいしい食べ物を好む。食べたいものを食べるためにはお金を惜しまないのだ。趣味のために財布を開くことにも、決して躊躇うことはない。

誰でもこのように住んでみたいはずだ。しかし、迫ってくる未来が怖いだろう。

お金が底をついて住むところもなく、あちこち彷徨う自分の姿を描くことで、緩かった財布を再び閉める人が大半だろう。

一般人を相手にした調査でも、これを確認することができる。

市場調査専門企業エムブレイントレンドモニターが全国の成人男女1000人を対象に行った調査では、回答者の10人のうち7人はYOLO生活を夢見ているが、実際にYOLO族に近い生活をしていると答えた人は、その半分の31.9%にとどまった。

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YOLOを夢見ているが、実際に行動にまで移すことができない理由は簡単だ。所得が少なく(44%、複数回答)、老後準備に対する負担(51,5%)が現在を楽しめなく遮っているのだ。

扶養家族(33.2%)や所得が不安定(31.3%)だという点も、現在を楽しめなくさせる障害だ。通勤時間が明確な職業のためだとか、職業が安定していないためYOLO生活を簡単に実行することができないというわけだ。けっきょく未来(に対する不安感)が現在を縛りつけているといえるだろう。
  • O2CNI Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2017-09-24 08:30:00




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