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韓国人の健康調査…男性はまたタバコを、女性はさらにグラスを


▶ 男性の喫煙が再び増加傾向に

タバコの値上げで一昨年は大きく下がったわが国の成人喫煙率は、昨年に再び反転上昇したことが分かった。タバコ値上げの「薬効」が落ちたという分析だ。喫煙警告イメージなどが昨年施行されたが、とくに効果は無かったものと解釈される。政府は禁煙エリアの拡大やタバコ広告の禁止、メントールのような香料を添加した「加香タバコ」の規制などで、喫煙率を再び下げたいという方針だ。

6日、保健福祉部(MOHW)と疾病管理本部(KCDC)による2016年「国民健康栄養調査」によると、19歳以上の全成人の喫煙率は23.9%で、2015年よりも1.3%ポイント上昇した。性別に見ると、男性の喫煙率は40.7%で1.3%ポイント、女性の喫煙率は6.4%で0.9%ポイント上昇した。

全体的に下落傾向を見せていた国内の喫煙率は、2015年の年初からタバコが大幅に(2000ウォン)上がるやいなや大きな幅で低下した。特に2015年の男性喫煙率(39.4%)は、喫煙率を集計し始めた1998年以来で初めて30%台に下がった。しかし昨年の男性喫煙率は40.7%反騰したことで、このような値上げの効果は1年以上を持続できず、「瞬間効果」にとどまったことが分かった。福祉部はタバコの大幅値上げで成人男性の喫煙率は2016年までに35%水準に落ちるとにらんだが、期待は色を失ってしまったわけだ。

福祉部は成人男性の喫煙率を30%台に下げることができるように、非価格的な政策の手綱を再びきつく締める方針だ。代表的な非価格政策としては、2012年の公衆利用施設禁煙エリアの全面的拡大がある。

▶ 女性の飲酒が増加傾向に

一方、わが国で暴飲女性が毎年増えて、4人のうち1人であることが分かった。その反面で、暴飲する男性は徐々に減少した。女性の社会活動の増加や、飲酒を余暇として見る社会認識の拡散などによる自然な結果だという解釈も出ている。男性の月間飲酒率(この1年間、月に1回以上飲酒)は75.3%で、前年(75.2%)とほぼ同じだったが、女性は46.5%から48.9%に上昇した。男性の1回の平均飲酒量は7杯以上(女性は5杯)であり、週2回以上飲酒する高リスク飲酒率は13.8%だった。

成人男女全体での「月間暴飲率」は39.3%となった。月間暴飲率はこの1年間で月に1回以上、1回の酒席で7杯(女子は5杯)またはビール5缶(女性は3缶)以上飲酒した割合だ。男性の月間暴飲率が小幅で減少したこととは異なり、女性は着実に増加して過去最大を記録した。

飲み会や接待などで飲みすぎる飲酒文化が続く中で、女性の積極的な社会活動にともない、酒席への参加の増加などが暴飲率を引き上げたという分析が出ている。また、嗜好食品としてワインやビールなどを楽しむ現象が増えたことも無関係ではないという解釈もある。
  • 毎日経済_キム・ミョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-06 18:31:51




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