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パク・ソンヒョン、LPGA世界ランキングで1位に…新人としては史上初


  • パク・ソンヒョン、LPGA世界ランキングで1位に…新人としては史上初
  • パク・ソンヒョンは世界1位だけに許される、緑色の「キャディビーブ(Caddie Bib)」を受け取った後、ジョン・ポダニー(Jon Podany)LPGA最高営業責任者(左)、キャディのデビッド・ジョーンズ氏と記念撮影。写真提供=セマスポーツマーケティング



■ ブルーベイLPGA初日

「米国女子プロゴルフ(LPGA)新人初の世界1位」パク・ソンヒョン(24歳、KEBハナ銀行)は、いちばん特別な日を過ごした。

パク・ソンヒョンは8日、中国の海南島ジャンレイクブルーベイゴルフクラブ(パー72、6675ヤード)で開かれたLPGAツアーのブルーベイLPGAの初日、「世界1位の最初のラウンド」というプレッシャーの中でも5バーディーと1ボギーで4アンダーパー63打を記録し、共同9位に上がった。

現在、新人賞を確定して賞金ランキング1位に上がっているパク・ソンヒョンはこの大会と、シーズン最終戦のCMEグループツアーチャンピオンシップに出場し、2位にとどまっている今年の選手と最低打数部門で首位浮上を狙う。今年の選手だけで1位に上がるといっても、LPGAツアー39年ぶりに成し遂げた大記録だ。

大記録への挑戦を控えたパク・ソンヒョン。しかし、この日の試合はいつもと違った。まるで「パク・ソンヒョンデー」のような感じがするほどだった。 「世界ランキング1位」を闘う最初の大会だからだ。

開始から新しかった。パク選手はこの日、1回戦の最初のホールのティーショットに先立ち、LPGA最高営業責任者であるジョン・ポダニーから緑の背景に鮮やかに数字「1」が刻まれた「キャディビブ」を受けた。

パク選手のキャディー、デビッド・ジョーンズ氏が着用した「緑のキャディビーブ」は、世界1位の選手のキャディだけが身に着けることができる。遠くからキャディビープだけを見ても世界ランキング1位であることを区別することができ、最高の差別化要素としてあげらていれる。

気持ちの良い贈り物を受けて挑戦を開始したパク選手は、新たに経験するコースの攻略に軽く手を焼いた。しかし燃え上がるような長打につながったグリーン攻略で、ぶれずに打数を減らしていった。

惜しい点はパッティング感覚だった。この日の6番ホールと8番ホールでバーディーを得たパク選手は、続く9番ホールで3メートルあまりのバーディーパットがホール右に軽く流れたし、10番ホールでもグリーンを逃した後のパーパットがホールの右に流れ、この日最初のボギーを記録した。続いて12番ホールでは果敢なホール攻略に続き、3メートルのバーディーパットを成功させて失った打数を取り戻した。幸運なことに、後半に向かうとパットが生き返った。14番ホールでバーディーをつかんだパク選手は、最後の18番ホールでも1打をさらに減らして気分よく一日を終えた。

今回の大会には今年の選手部門で首位のユ・ソヨン(27才、メディヒール)選手と最低打数1位のレクシー・トンプソン(米国)選手がそろって参加しなかった。パク選手がこの大会で14アンダー以上で優勝する場合、賞金王を確定すると同時に今年の選手と最低打数部門でも1位に上がることができる。

パク選手はこの日、試合のほかにもさまざまなイシューで話題になった。まずドナルド・トランプ米国大統領はソウル市の汝矣島国会議事堂で開かれた国会演説の途中、「韓国の女性ゴルファーは世界最高であり、特にトランプナショナルゴルフ場で開かれたUS女子オープンでパク・ソンヒョンをはじめとする韓国女子ゴルファーの活躍がすごかった」と絶賛した。

パク選手の「大判振舞いの寄付」も注目を集めた。まさに世界ランキング1位の記念として1億ウォンの寄付だ。 「格別」というにふさわしい。セマスポーツマーケティングは8日、「LPGAツアー新人王確定に続き、6日のロレックス世界ランキング1位に上がったパク選手は、1位を達成を記念して1億ウォンを寄付する」と述べた。寄付1億ウォンはソウル社会福祉共同募金会「ソウル愛の実」に贈られて、困難な人のために使われる予定だ。

■ 韓国女子ゴルファーの活躍

パク選手の「世界1位の最初のラウンド」という点で関心を集めたブルーベイLPGAの初日。韓国女子ゴルファーたちは「シーズン最多勝・シーズン勝率50%突破」のために猛打を放った。

「シーズン16勝」に向けた先鋒にはユ・ソニョン(29才、JDX)選手が立った。この日の10番ホールから出発したユ選手は11番ホールと14番ホール、18番ホールでバーディーを奪って先頭圏に上がった。特に終盤で底力が光を放った。ユ選手はこの日の最後の8番ホールと9番ホールで連続バーディーを奪い、7アンダーでリーダーボードの一番上に名前を上げた。

ユ・ソニョンと同様に、久しぶりに沈黙を破った韓国選手たちの名前が先頭グループに布陣した。チェ・ナヨン(29才、SKテレコム)選手と「ファイブ」イ・ジョン(29才、キョチョンF&B)選手だ。腰の負傷でスランプに陥ったチェ選手はこの日はボギー2つを犯したものの、バーディー7つを奪って5アンダー67打で気持ちよく出発した。

今季のKLPGAツアー「全冠王」を目の前にしたイ・ジョンウン(21才、トニーモリー)と同名異人のイ・ジョンウン選手もまたバーディー7つとボギー2つでチェ選手とともに先頭圏に上がり、シーズン終盤での反発を狙うことができるようになった。
  • 毎日経済_チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-08 19:56:17




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