トップ > コリアナウ > 社会 > 「児童性犯罪者チョ・ドゥスンの出所反対」青瓦台に請願30万件が集まる

「児童性犯罪者チョ・ドゥスンの出所反対」青瓦台に請願30万件が集まる


児童性犯罪者チョ・ドゥスンの出所を控え、青瓦台(大統領府)に上がってきた出所反対請願が30万人以上の同意を得た。政府の回答を得ることができる要件を備えることはできなかったが、国民的課題として挙げられて議論が加熱している。

青瓦台ホームページの国民請願ページに上がってきた「チョ・ドゥスン出所反対」の請願は9日午前11時現在、35万3678人の同意を受けた。2020年12月に出所を控えたチョ・ドゥスンを再審して刑を増やすべきだという内容だ。児童性犯罪者に対する処罰が軽かったという批判と追加犯罪に対する不安感を表現するコメントも相次いでいる。

国民請願の同意人数が20万人を越えたのは「少年法改正」と「堕胎罪廃止」以降3回目だ。同意人員が30日以内に20万人を超えれば青瓦台が回答をするのが原則だが、チョ・ドゥスン事件の場合、請願が上がって2カ月が過ぎ、公式意見を見られるかは未知数だ。

チョ・ドゥスンは過去2008年に未成年者誘拐、強姦の疑いで懲役12年を宣告され、現在服役中だ。彼は京畿道安山市で同じ地区に居住する小学生キム・ナヨンちゃん(当時8歳 / 仮名)をある教会の前のトイレに拉致して犯行を犯した。ナヨンちゃんは臓器永久損傷を被るほど深刻な被害に遭い、国民の怒りが高まった。

法曹界では、チョ・ドゥスンを再収監するのが事実上不可能だということに意見を集めている。判決が確定した事件の再公訴を提起できないという「一事不再理の原則」に反するためだ。有罪である状況で無罪を宣告する場合のみ、例外的に再審が許可されているだけに、チョ・ドゥスン事件が再び裁判に上がることは難しい。

このため、代案策として強力な保安処分を下すべきだという主張が水面上に浮上した。性犯罪者は出所後、電子足輪の装着、身上公開などの保安処分を受けるが再犯を防ぐには不足しているということだ。

ピョ・チャンウォン共に民主党議員は前日、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』で「保安処分は将来発生する可能性のあるリスクを防ぐために出そうとする行政的な制裁だ」とし、「新しい立法で居住地を制限したり、タイトな1対1の保護観察官の指導が可能だろう」と話した。続いて「保安処分は出所前に行われなければならない」とし、「綿密な法的検討をしている」と付け加えた。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 イ・ガヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-09 13:39:59




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア