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ロッテ…辛総括会長の憂鬱な95歳の誕生日


財界創業第1世代の最高齢の人物とされる辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ総括会長(写真)は21日、満95歳の誕生日を迎えた。

重症認知症を患っているシン・ギョクホ総括会長は昨年、ロッテの総帥一家に対する大々的な検察の捜査によって起訴された状態で誕生日を迎えたが、今年も二人の息子とともに経営不正の疑いで懲役10年の重刑の求刑を受け、来月の一審宣告公判を控えている。

ロッテの関係者によると21日、1922年生の旧暦10月4日生まれでこの日に満95歳になったシン総括会長は、執務室兼住居としてとどまってきたソウル市小公洞のロッテホテル新館34階で、近親の家族・親戚とささやかな食事をして誕生日をすごしたことが伝えられた。シン総括会長は婦人の重光初子氏と初子夫人の妹夫婦、辛東主(シン・ドンジュ)もと日本ロッテホールディングス副会長夫妻など、一部の家族・親戚と質素な食事をした。

次男の辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長は、大韓スキー協会長の資格で平昌冬季オリンピックを促進するために去る18日(現地時間)、スイスのオーバーホーフェンで行われた国際スキー連盟(FIS)の執行委員会会議に出席した後は日本にとどまって、この日の夕方は不参加だった。昨年の誕生日にはロッテホテル新館のフランスレストラン「ピエール・ガニェール」で食事をしたが、今年は新館の改造工事で食堂が閉まっており、ホテルのケータリングサービスを受けたことが分かった。

シン総括会長は先月末、ソウル家庭裁判所の決定で来年初めに蚕室ロッテワールドタワーに居住地の移転が予定されており、今年の誕生日はロッテホテルで迎える最後の誕生日になるかもしれない。シン総括会長は2013年に執務室で倒れて股関節手術を受けた後、挙動が不自由な状態である上に重症の認知症の症状であり、精神もはっきりしていないために法定後見人を置いている。
  • 毎日経済 イ・ハンナ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-21 19:16:37




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