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大韓航空とアシアナ…ぞくぞくと新型機を導入


グローバルな航空機市場がゆれている。 「空の上のホテル」と呼ばれ、この10年間の市場をリードしてきたエアバス「A380」のような超大型機の人気は急激に冷めている。シンガポール航空は2007年にリースで導入したA380 5機を返却することにした。 A380を購入する航空会社はなく、エアバス社は生産中止まで検討したが、エミレーツ航空が20機を追加で購入することでやっと一息ついた。

一方、ボーイングの「B787-9(ドリームライナー)」やエアバス「A350」などの次世代の中・大型機と、ボーイング「B737 MAX 8」やエアバス「A320neo」などの新型小型機の人気は日増しに急増している。大きくて重い航空機時代から、小型軽量航空機の時代に流れが変わっている。その真ん中に大韓航空などの国内大手航空会社(FSC)と、済州航空などの格安航空会社(LCC)も位置しており、市場の関心が集まっている。

19日、航空業界によると大韓航空は今年、総18機の次世代航空機を導入する計画だ。まず年初に一番最初に到着した航空機は、カナダのボンバルディア社が製作した「CS300」機種だ。ボンバルディアはわが国にとってはやや聞きなれない企業だが、100席クラスの小型航空機市場の強者として知られている。

大韓航空の関係者は、「アジアの航空会社では初めてCS300の最新旅客機を導入した」とし、「同じクラスの航空機に比べて燃料効率は最大20%高く、騒音は最大20デシベル低い環境型航空機」だと説明した。大韓航空は今年、CS300を10機導入する予定だ。

大韓航空の次世代主力小型機は創立50周年を迎える来年から本格的に導入される。機種はボーイング社のB737 Max 8とエアバス社のA321neoだ。来年から2025年までそれぞれ50機ずつ導入し、既存の保有機種であるB737を代替する計画だ。 B737 Max 8は3メートルほどの新しいウィングレット(翼端の垂直翼)などを装着して、同じクラスの航空機に比べて燃費が20%ほど改善されたことが特徴だ。座席ごとの運航コストも約8%減る。 LCCの中では最初にティーウェイ航空が、来年の下半期から2020年末までに最大8機を導入する計画だ。

A321neoは大韓航空はもちろん、アシアナ航空も大きく期待している機種だ。アシアナ航空は来年から2025年までに総25機を拡充する計画だ。 A321neoは現在運航中のA321(171席)より座席を9席ほど増やすことができ、新型エンジンを搭載したことで燃費を20%削減することができる。

大型航空機のラインナップも次世代機種で大幅に変わる見込みだ。まずこの数十年間、空を支配してきたジャンボ旅客機「B747-400」はボーイングももはや生産していないため、最新バージョンである「B747-8i(インターコンチネンタル)」に置き換えられている。大韓航空は2015年8月から昨年までに総10機を導入した。 368席規模で、現在はフランクフルトやニューヨークなどの路線に投入されている。

B747-8iよりも規模が小さい中・大型機も最新機種に置き換わっている。大韓航空は昨年初めてリリースした次世代の中・大型機「B787-9」を、今年も追加で4機を導入するなど、来年までに総10機を備える計画だ。炭素複合材料50%とアルミ合金20%を使用して重量を減らし、座席ごとの燃料効率が20%高いことが特徴だ。気圧は低く湿度は高く、機内環境が快適であることも強みとしてあげられる。総269席規模で大韓航空は現在、トロントとバルセロナなどに運航している。

アシアナ航空はB747-8iとB787-9の対抗機種であるエアバス社の最新機種A350の導入に力を入れている。この航空機は見かけ上、操縦席がアライグマの目の部分に似て「タヌキ」というニックネームがついた。昨年4月の1号機を皮切りに、昨年末の4号機まで導入された。現在はサンフランシスコとロンドンなどに投入されている。今年は2機を追加で導入するなど、アシアナ航空はA350を2025年までに総30機まで増やす計画だ。

アシアナ航空の関係者は、「A350はB777より燃費は25%改善されたし、二酸化炭素の排出量は25%少ない環境にやさしい次世代航空機」だとし、「飛行中に料金を支払う場合、国内の航空機の中で唯一Wi-Fiと携帯電話のローミングサービスも利用することができる」と紹介した。 Wi-Fiの速度は平均2~5Mbpsで、カカオトークなどのメッセンジャープログラムを便利に使用することができる。少し時間がかかるが、写真の転送も可能だ。料金は1時間に11.95ドルだ。 21.95ドル支払い時には無制限の使用も可能だ。

航空業界の関係者は、「国内外の旅行者が着実に増えており、老朽航空機を交換するために航空機の追加導入は継続するものと見られる」とし、「路線別需要を細かく分析したカスタム機を投入してこそ搭乗率と収益を同時に向上させることができる」と語った。
  • 毎日経済_ムン・ジウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-20 17:02:15




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