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画幅で出会う韓・中・日の「虎」…韓国国立中央博物館


  • 画幅で出会う韓・中・日の「虎」…韓国国立中央博物館
  • 「檀園(タンウォン)」金弘道(キム・ホンド)の「松下猛虎図」。写真提供=国立中央博物館



「3つの国の虎の多様な魅力にはまってみてください」。(ペ・ギドン国立中央博物館長)

「それぞれ虎の姿を比較して、文化的影響の関係と独自の特徴を確認する貴重な機会となります」。(銭谷眞美東京国立博物館長)

「3000年前の商の時代から現代に至る青銅器・磁器・玉器・書画など、中国展示品35点を厳選しました」。(黄振春中国国家博物館副館長)

24日午後4時、ソウル市龍山区の国立中央博物館常設展示。零下10度を下回る寒さの中に、韓・中・日の博物館長と副館長が一堂に集まった。「東アジアの虎美術/韓国・日本・中国」特別展(1月26日~3月18日)の開催を期してだ。順序が「韓・日・中」となっているのは展示の順序のためだ。三国が展示を一緒に主催したのは今回が3回目であり、国立中央博物館が1998年以後の20年ぶりに開く虎の展示だ。

この日の記者会見で、ペ・ギドン館長は「三国の文化的共通点を発見し、相違点について理解する機会になるだろう」と期待感をあらわした。「今回の展示のために特別ポスターを3種類作りました。中国が好きな赤い色、日本の好きな金色、韓国が好きな白で」。

銭谷館長がバトンを受け継いだ。 「17世紀から近代に至るまで、虎がテーマのずば抜けた作品30品を出品しました。虎はアジア各地で神聖な獣とされましたが、日本では少し違います。基本的には猫に近いかわいい姿が多い(笑)」。

黄副館長はこの日、スーツ姿の二人の館長とは異なって中国の伝統的な旗袍(チ―パオ)をまとって登場した。黄副館長は「韓・日・中」特別展という言葉を「中・韓・日」に言い換えてこのように述べた。「中国の虎の芸術作品こそ中華民族固有の特色と優れた芸術的伝統を鮮明に表わしています」。

本展示は平昌冬季オリンピックの開催を記念して、オリンピックマスコット「スホラン」の虎に照明を当てようと用意された。展示品は三カ国の虎を扱った絵画、工芸、彫刻など145点だ。あらたかな機運が込められた作品から滑稽で親しみやすい感じを醸し出す作品まで、広く鑑賞することができる。

韓国虎美術の傑作3点を一度に見ることができる。「檀園(タンウォン)」金弘道(キム・ホンド)の『松下猛虎図』『竹下猛虎図』、国立博物館が所蔵する『猛虎図』3点が初めて一堂に披露される。現存する朝鮮虎図の中で最も大きな『龍虎圖』もまた、同じような大きさの画とペアを組んでデビューする。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-26 17:01:47




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