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密陽火災 死傷者180人以上…10年間で最大規模


26日、慶尚南道の密陽市にある世宗病院で火災が発生し、180人余りの死傷者が発生する大惨事が起きた。このうち37人が死亡したことが確認された。

世宗病院の火災による死傷者数は過去10年間、国内で発生した大規模な火災のうち過去最大規模となる。死者としては40人が死亡した2008年の京畿道利川市の冷凍倉庫火災事故に続く2番目に大きな数字だ。

世宗病院は挙動が不自由な高齢の患者が多かったうえ初期消火に役立つ可能性のあったスプリンクラーなどが設置されておらず、被害が大きくなったことが指摘されている。火災が発生した世宗病院の建物は関連法基準に該当せず、スプリンクラーが設置されていなかった。

警察と消防当局によると、密陽市の世宗病院に火災が発生したという通報が受理されたのはこの日の午前7時32分だった。救助隊員が通報から3分で到着した当時、1階がすでに濃い煙と炎に包まれ進入することが難しい状況だったことが分かった。そこで救助隊員が2階の窓などを介して病院の中にいた入院患者などを順に救助した後、密陽・昌原の病院など複数の場所に移送した。当時世宗病院には入院患者83人、当直医など9人がいたと推定された。

消防当局は世宗病院で鎮火・救助をする一方、隣接する世宗療養病院の患者94人の避難作業も一緒に行った。この日の火災で死亡した人は午後7時現在、パクさん(96・女)など37人だ。

死者のほとんどは入院患者で、彼らは主に1・2階にいた。一部は5階にもいたと消防当局は把握した。

死者の中には病院の医師・看護師・看護助手の3人も含まれている。死者は主に火傷ではなく煙などを吸い込んで窒息したことが分かった。このほか重傷7人、軽傷136人が発生した。軽傷だった人のなかには世宗療養病院の患者の一部も含まれていると伝えられた。

消防当局は火災発生から2時間余り後の午前9時29分頃に大きい火を消し、午前10時26分頃に火災の鎮圧に成功した。火の建物の1階はほとんど燃え、残りの階では火が大きく広がらなかったと把握された。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-26 21:09:11




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