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文大統領と金与正第1副部長、10に日昼食


◆ 文大統領、息詰まる平昌外交 ◆

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、金永南(キム・ヨンナム)北韓最高人民会議常任委員長と金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委員会第1副部長など、北韓の高位級代表団と会見して昼食をともにする。ムン大統領が就任後、北韓側の要人に会うのは初めてで、この席で北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の親書が伝達されるかが注目される。

金宜謙(キム・ウイギョム)青瓦台報道官は8日のブリーフィングで、このような内容の北韓高位級代表団の日程を公開した。北韓(北朝鮮)代表団は9日、平昌冬季オリンピック開幕式にも出席する。

ムン大統領は8日、マイク・ペンス米国副大統領と韓正(ハン・チェン)中国商務委員などの高位級人士に連続して接触した。続いて9日には安倍晋三首相と首脳会談を行い、10日は北側の高位級代表団に会うなど、平昌冬季オリンピック外交を本格的に続けていく。北韓は平昌冬季オリンピック開幕を翌日に控えた8日、平壌の金日成広場で金正恩労働党委員長が出席した中で、第70回「建軍節」の記念閲兵式を行った。

北韓正規軍の創設70周年を迎えて開かれた今回の閲兵式に、北韓は兵力1万3000人とさまざまな武器を動員したことが判った。政府筋は、「パレードは午前11時30分(韓国時間)から1時間30~40分ほど進行されたものと思われる」とし、「昨年に比べてパレードの構成はやや縮小されたと見ている」と述べた。北韓は昨年4月15日の金日成主席105歳の誕生日に行われた歴代最大規模のパレード時には、北韓時間で午前10時05分から午後12時56分まで、約2時間50分の行事を開催した。昨年に比べて行事の時間が1時間以上も短く、動員された軍人と民間人の規模もやや縮小されたと推定される。

北韓は閲兵式で大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と評価されている「火星14型」と「火星15型」ロケットも披露した。

北韓は軍事パレードの規模を縮小して、閲兵式の場面を朝鮮中央テレビなどの官営媒体を通じて生中継しなかったし、午後5時30分に閲兵式を録画・編集中継するなど、これまでとは異なり外部の視線を考慮する姿勢をとった。北韓は金正恩委員長の演説シーンを編集し、「核武力」と関連した言及が報道されないようにする姿を見せた。

北側が閲兵式ほ報道をめぐって慎重に水位を調節する姿を見せたのは、平昌五輪の開幕式前日に閲兵式を強行することに対し、国際社会の批判が提起された状況を意識した措置とみられる。また平昌オリンピックを契機に南北の対話局面が本格的に繰り広げられる中で、さらに明らかに対話の意志を見せるための選択としても解釈される。
  • 毎日経済_アン・ドゥウォン記者/カン・ゲマン記者/キム・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-08 19:40:26




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