トップ > コリアナウ > 社会 > 2020年、釜山に水中ホテルができる

2020年、釜山に水中ホテルができる


  • 2020年、釜山に水中ホテルができる
釜山に水中ホテルが建設される予定だ。アジア最大の2万4000トン規模の水族館(アクアリウム)の一方の壁をホテルにする計画で、異色の宿泊施設への期待を集めている。

19日、釜山市と釜山市公社によると、シンガポールの投資会社が設立した韓国法人ゴールドシーコリアインベストメントが推進しているアクアワールドの休養コンドミニアム(水中ホテル128室を含む全294室)が機張郡で観光宿泊業の許可を得て設計を進めている。2万4000トンの水族館と一緒に宿泊施設を造成するこの事業は、シンガポール資本1700億ウォンが投入される予定だ。

水中ホテルの客室は一面の壁全体が水族館になっており、各種の水中生物の様子を観察することができるように設計される計画だ。最近、機張郡が提出を受けた事業計画によると事業者は東釜山観光団地内の3万8920平米の用地に地下3階~地上12階建ての建物を建てて、水槽と客室を配置する予定だ。2013年の協約当時、客室55室で予定されていた水中ホテルの客室数は128室と、倍以上に増えた。地上に造成される人工ラグーン(砂などにより海と分離して生じた湖)も屋外水槽の形で観光客に見どころを提供する見通しだ。

アクアワールドの休養コンドミニアムは今年の年末に着工し、2020年末に完成する予定だ。しかし水族館にイルカを展示する問題をめぐり事業者との交渉が終わっていない点が変数だ。ゴールドシーコリアインベストメントはイルカが死んだことで問題になった慶尚南道の「巨済シーワールド」を運営しており動物団体や環境団体の東釜山水族館建設反対が激しい状況だ。

釜山の11の市民団体連帯である釜山市民運動団体連帯は12日、釜山の機張郡庁の前で記者会見を開き、東釜山観光団地アクアワールドで推進されるイルカ水族館建設計画を撤回するよう要求した。

連帯は「世界最大規模の米国シーワールドでシャチのショーを中止するなど、すでに世界的にイルカショーを中断している状況」とし「イルカ水族館建設計画は、クジラの繁殖・展示禁止という時代の流れに逆行していることは明らかだ」と主張した。

連帯はアクアワールド内の宿泊施設を除いたイルカ水族館の建設と、海洋哺乳類関連事業を管轄の機張郡が不許可し、アクアワールドは宿泊業を中心とする休養設備として運営されなければならないという立場だ。

現在、世界でイルカショーを行っている国は韓国、日本、フィリピン、米国などだ。韓国のイルカショーはソウルに2カ所、済州に3カ所、蔚山1カ所、麗水1カ所、巨済1カ所の計8カ所だ。

機張郡の関係者は「可能なら問題の余地があるイルカの展示と関連した事業計画は変更してほしいと勧告した」とし「ただ、事業者が外国人であることから韓国の情緒を受け入れるには時間がかかる可能性がある」と説明した。
  • 毎日経済 釜山 パク・ドンミン記者 / 写真=釜山都市公社 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-22 05:01:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア