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李仲燮・金煥基の秀作オークション...美術市場の追い風続くか


最近、ソウルオークションが李仲燮の『ソ(牛)』を作家最高の47億ウォンで落札させて、春のオークション市場に活気を吹き込んだ。ケイオークションはその熱気を継続するために、近現代の作家の秀作と古美術品など、219点(130億ウォン規模)を21日のオークションに出品した。昨年4月、金煥基の末作『静寂(Tranquility)5-Ⅳ-73#310』を65億5000万ウォンで売って、国内アートオークション市場での最高価格を保有している会社らしく、李仲燮(イ・ジュンソプ)、金煥基(キム・ファンギ)、朴栖甫(パク・ソボ)、金昌烈(キム・チャンヨル)、李禹煥(イ・ウファン)、劉永国(ユ・ヨングク)、草間彌生の主な作品を大挙出品する。

まず李仲燮の両面画『大きカニと子供ら』『鶏とカニ』が目を引く。

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  • 李仲燮『鶏とカニ』



『大きなカニと子供たち』では、人とカニの比率が非現実的だが滑稽だ。子供たちが自分より図体の大きいカニをいっしょううけんめいに握っている様子で、作家特有の遊び心を垣間見ることができる。その裏に描かれた『鶏とカニ』は鶏とカニそして花という、予想外の組み合わせを通じて現実的な雰囲気を醸し出す。韓国戦争の後、李仲燮一家しばらく済州島の西帰浦に住んでいたが、二人の息子たちと一緒に魚やカニをつかまえて暮らしていた痕跡がそのまま残っている。この両面画は推定2億~5億ウォンで新しい所有者をさがす。

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  • 金煥基『南東風』



金煥基(キム・ファンギ)の作品では時代と素材、そして多様な大きさの8点(21億ウォン規模)が出品される。その中の最高の作品は1965年にニューヨークで制作された『南東風24-Ⅷ-65』で、9億~20億ウォンで出品された。 2013年12月に「チョン・ジェグク(全斗煥もと大統領の息子)美術品コレクション」のオークションで出品されて、5億5000万ウォンで落札された作品だ。 4年ぶりに新しい所有者を探すことになるが、この画は彩色面による画面構図が特徴だ。 『南東風』というタイトルのように、色彩は温かいぬくもりを感じさせてくれる。

これまで20年のあいだ作家別のオークションで取引総額の8位を記録した「水滴作家 金昌烈(キム・チャンヨル)」の秀作も出品される。 1977年の作品である『水滴No.L1』は80号の作品で、推定5億~6億ウォンに出品された。 2014年9月のオークションで、3億7000万ウォンで落札された画だ。

今回のオークションの最高作品は、草間彌生の2007年の作品『インフィニティーネッツ』で、11億5000万~15億ウォンで出品された。カボチャと水玉で有名なこの作家は、幼年時代に母親の虐待で妄想に苦しんたが、これを芸術に昇華させた現代美術の巨匠だ。作家活動の初期から水玉模様を使用してきた草間は、コラージュ、ペイント、ドローイングなど、さまざまな手法をあわせたユニークで型破りな作品活動を継続している。

秋史 金正喜(キム・ジョンヒ)が師匠の翁方綱(オン・バンガン)に対する尊敬と愛情を込めた作品『竹斎・花嶼』『小霊隠』『復初斎詩集』などで構成された出品作の推定価格は2億~3億ウォンだ。
  • 毎日経済_チョン・ヂヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-15 19:11:46




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