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セウォル号の引き揚げから1年…行方不明者探しと真相究明は現在進行形


全羅南道珍島の孟骨水道の深い海底に沈んでいたセウォル号が水の上に引き揚げられてから1年が経過した。陸に移されて行方不明者9人を見つけるための調査作業が7カ月にわたり行われたが、まだ5人を見つけられずにいる。沈没の原因などを究明する真相調査もまだ進行形だ。

2014年4月16日、珍島沖で沈没したセウォル号はその後3年間、横たわって沈んでいた。

長い準備の末に沈没から3年ぶりの2017年4月に引き揚げ作業が本格的に始まり、2017年4月22日にセウォル号を水中で1メートル持ち上げる試験引き揚げが試みられ、沈没から1073日目の23日、セウォル号の船体の一部が水面上に初めて姿を表わした。

以降、セウォル号を半潜水式船舶に載せて陸上の木浦新港に移す作業に着手した。

この過程で半潜水式船舶の甲板上で発見された骨片が行方不明者の遺骨と推定されるという発表がされたが、動物の骨と判明する騒動が繰り返され作業はしばらく延期された。

その後も気象悪化などにより作業が進まなかった。

重量を減らす作業を行った後、4月9日にセウォル号が半潜水式船舶から木浦新港に移され、惨事から1091日ぶりの4月11日、陸上に最終的に安着した。

セウォル号が陸上に移動してからは行方不明者9人を見つける捜索作業が本格的に始まった。 7カ月間の調査の結果、檀園高校のコ・チャンソク教師、檀園高校のチョ・ウンファさん、ホ・ダユンさん、イ・ヨンスクさんの遺骸が発見され家族のもとへと戻った。

11月16日、木浦新港の調査現場を見守っていた残りの行方不明者の家族は記者会見を行い、木浦新港を去ってそれぞれの故郷に戻り、葬儀を行った。

残りの行方不明者は檀園高校のナム・ヒョンチョルさん、パク・ヨンインさん、ヤン・スンジン教師、クォン・ジェグンさんとヒョクギュ親子など5人だ。

去る2月から各種機械・設備が絡まったり重量物が多く接近が不可能だった機関室の調査のためセウォル号を真っ直ぐに立てる直立作業が始まった。セウォル号の直立D-dayは5月31日だ。

作業を完了したら船体調査委員会は調査が終わっていない機関室を確認し、沈没原因の究明に乗り出す。残りの未収集者5人の遺骸が機関室に流れ入った可能性もあり、このエリアを追加調査する。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-25 01:36:32




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