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日本から渡ってきたアップルパイ突風


去る20日午後、ソウル市の新世界百貨店江南店地下1階の食品館。ところ狭しとならんだデザートコーナーで唯一、ある店のみ列ができていた。 4~5人の従業員が手を忙しくさせているが、継続して新しい客が後ろに並ぶ。一箱(4個入り)を購入したチェ・ナヨンさん(38)は、「さいきん一番ホットなデザートとして待っていたが、一箱だけしか売らないのでざんねん」だと話した。

去る11日にオープンしたこの店は、日本から来たアップルパイ「ラプル(RAPL)」だ。

日本のデザートブランドで、現地では人気が高い。 2016年3月の東京1号店を皮切りに大阪や大分など、日本全域で7つの店舗を運営している。日本の青森県産のりんごを砂糖に漬けたものをペストリーの中に入れる。中にはカスタードクリームが一緒に入る。パイ皮はカリカリしていながら、中はりんごとクリームがしっとりとした食感が特徴だ。まいにち北海道の工場で作られた半製品を、店ごとにパイのなかに入れて焼く。オーブンに入れるまで、作る過程も公開される。日本の本社の従業員がオープンの最初の週までに常駐し、店の運営ノウハウを伝授した。この店ではオープンから10日で、一日平均1000万ウォンに近い売り上げを上げたことが分かった。ほとんどの顧客が一箱ずつ購入するので一日に520個あまり、百貨店の営業時間中は1分に1個ずつ売れるわけだ。 10日めでインスタグラムでは「#ラプル」で2200件あまりの投稿が上がった。

日本のデザートの韓国上陸はしばらく続く見通しだ。来る27日、ロッテデパートはソウル市小公洞(ソゴンドン)本店に日本のクロカンシュー(サクサクしたパンの中にクリームなどを入れたデザート)ブランドである「ZAKUZAKU(ザクザク)」を初披露する。やはり北海道産の牛乳を使用することで知られている日本のブランド「BAKE CHEESE TART(ベイクチーズタルト)」も現代デパート板橋店と新世界百貨店センタムシティ店などに8店舗を出した。

ここしばらくの間「ヒットデザート」がなかったデパートでは、このアップルパイが長く人気を得ることができるかに注目している。デザート製品はソーシャルネットワークサービス(SNS)などを介して口コミにすぐ乗る代わりに、新しい製品が出ると関心度が急激に落ちるからだ。
  • 毎日経済_イ・ユジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-23 19:15:27




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