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ロッテの辛東彬氏、保釈申請「株主総会で解明機会を」


  • ロッテの辛東彬氏、保釈申請「株主総会で解明機会を」


東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長(写真)と辛東主(シン・ドンヂュ)SDJコーポレーション会長の経営権紛争の対決は、来る29日の日本・東京で開催されるロッテホールディングス定期株主総会で行われる。今年はシン会長が直接株主らに会って説得できない状況なので、経営権を守ることができるか帰趨が注目される。

20日、ソウル高裁で開かれたシン会長の第4次控訴審公判で、シン会長の保釈申請審理が行われたが結論を出せなかった。先だってシン会長は、今月末に予定された日本のロッテホールディングスの定期株主総会に出席するため、12日の保釈を申請した。

シン・ドンビン会長は「裁判所が許可してくれるなら、今回の株主総会にぜひ参加したい」と保釈許可を要請した。シン会長はこの日、直接発言の機会を得て「私の解任案件が上程された場合、当事者に解明機会を与える(株主総会)の現場で直接、私の口頭で解明の機会を持つことが必要だと思う」と強調した。続けて「もし難しいならば国内からの電話で、またはなんらかの方法で私の立場を説明したい」とした。また「会社に解決すべき問題が山積しているので、在宅で判断できるようにしてほしい」と付け加えた。

数年のあいだ経営権紛争を繰り広げている兄の辛東主(シン・ドンヂュ)会長がシン・ドンビン会長の解任案とシン・ドンビン会長を支持する佃孝之日本ロッテホールディングス代表取締役の解任案を今回の株主総会でも提案し、シン・ドンヂュ氏本人の取締役選任を要求しているからだ。

シン・ドンビン会長が不在な中で日本ロッテホールディングスの株主総会が開かれる状況であり、これまでの取締役会と株主がシン・ドンビン会長支持を維持するかがカギだ。シン・ドンビン会長に対する日本ロッテホールディングスの株式保有率は4%に過ぎないのに対し、シン・ドンヂュ会長は日本ロッテホールディングス株の28.1%を保有している単一の最大株主である交潤社株の50%+1株を握っている。シン・ドンビン会長は、シン・ドンヂュ会長側に株式をわたした2015年の交潤社総会の効力を中止してほしいと日本の裁判所に仮処分申請を提起したが今年の1月に棄却され、シン・ドンヂュ会長は交潤社最大株主の地位を認められた状態だ。

ロッテグループ側は今月7日、ファン・ガクギュ ロッテ持株代表(副会長)と関連の役職員が日本を訪問し、ロッテホールディングスの取締役陣と株主に会うが、シン会長の不在が大きく感じられて切迫して保釈を申請したとみられる。
  • 毎日経済_イ・ハンナ記者/プ・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-20 19:43:27




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