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韓国初「養殖クロマグロ」出荷...経済的価値1000億


  • 韓国初「養殖クロマグロ」出荷...経済的価値1000億
  • 写真=海洋水産部



韓国の南海に面した統営(トンヨン)のヨクチ島海域で、養殖で育てられたクロマグロが初出荷される。

海洋水産部は22日、外海クロマグロの養殖場がある統営ヨクチ島海上で養殖クロマグロの出荷記念イベントを開催した。

クロマグロは2016年のマグロ類全体の漁獲量579万トンのうちで漁獲量が1%(4万8000トン)しかない貴重な水産物で、肉質が柔らかくて味が優れており、世界的に人気の高付加品目だ。

クロマグロ養殖に成功したホンジン営魚組合法人は、2007年からクロマグロの試験養殖を開始した。しかし、2012年8月の台風ボラベンの影響で養殖中のマグロ245匹を失い、二度にわたってクロマグロの稚魚1400匹を取り寄せついに養殖に成功した。今回出荷される養殖クロマグロは3~4kgに達する天然稚魚を30kgまで育てたもので、今年は約30トン以上ほど出荷される予定だ。

国内のクロマグロ養殖が軌道に乗ると、クロマグロの資源保全への貢献と最小1000億ウォンから最大3000億ウォン規模の経済効果も創出されると海洋水産部は期待している。

海洋水産部はクロマグロ養殖の産業化のために外海養殖機材や配合飼料などの飼育技術を開発し、長期的にはクロマグロ専門研究センターの構築と研究人材の確保を推進することにした。また、完全養殖の基盤を整えるために、近海の自然産稚魚の漁獲および移送技術、人工種子の大量生産技術を開発する一方で、長期的には採卵から孵化までの完全養殖団地を構築していくという方針だ。

キム・ヨンチュン長官は「今回のクロマグロの商業出荷は水産分野の革新成長をリードするモデルとなり、、今後はウナギなどの高付加品種の養殖技術の開発につながると期待している」と語った。
  • 毎日経済デジタルニュース局_チョ・ハヨン研修記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-22 16:47:30




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