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キム・ゴウン「田舎娘の役に合わせて8㎏太った」


  • キム・ゴウン「田舎娘の役に合わせて8㎏太った」


■ 来月4日封切り「辺山」の主演キム・ゴウン

俳優のキム・ゴウン(27)は、答えるごとに慎重に言葉を選んだ。 27日、ソウル市鍾路区三清洞のとあるカフェで会った彼女女は、いくつかの質問を受けた時はしばらく虚空に視線を投げたままだった。自分の感情を表すのに最も的確な語彙が何なのか、頭の中の辞書をめくるようだった。

初めて挑戦した全羅道なまりの演技を自然に消化した背景には、正確な表現に対するこのような執着があった。

「辺山(ピョンサン)」(7月4日封切り)で全羅北道扶安郡辺山面出身のソンミに扮したキム・ゴウンは「クソは一日に3回に」など、どぎつい方言を当たり前のように吐き出して観客の爆笑を誘発する。「わたしは全羅北道の人ではないので、わたしの方言が本当にしぜんなのかどうかよく分からない。本場の方は非常に微細な違いも感じられるでしょう。だいたい同じようなレベルなのか、あっているのか…方言指導の先生のアクセントをいちいちしたがって努力したし、カットサインが落ちるればすぐモニターする過程を繰り返しました。撮影が終わった後でも俳優どうしでは続けて方言で会話して、ある瞬間にはさかいめがなくなったみたい」。彼女は村人らしく素朴なイメージのソンミを演技するために8㎏太った。

ソンミはラッパーを夢見て上京した高校の同級生ハクス(パク・ジョンミン)に片思いする人物だ。しかし、その片思いは相手のすべての面を全的に憧れる平面的な感情ではない。ソンミは「Show Me The Money」で脱落して故郷に帰ってきた30代のハクスに慎ましくデートを申し込んでも、彼がひねくれるときは「立派な暮らしができなくても、みすぼらしくならないで」と直言する立体的なキャラクターだ。

「私はソンミがハクスを男として片思いするという感じで見なかった。初恋だった男の姿を私は大事にしているけれど、実際にその人が変わったことがわかるから、私の思い出が損なわれたようでいやだった…これがまず最初でしょう。さまざまな状況がハクスをこのように(悪く)するしかなかったが、彼には本質があるので、それを覚醒させたいという感情が2番めだったと思います。もちろんそこには愛も混じってるけど、17歳のふるえるような片思いよりは、人が人に対する感情により近いと思うんですよ」。

片思いという単語が含まれるさまざまな心のヒダ、そのうちでキャラクターと各シーンに最もふさわしい感情を選抜する繊細さは、キム・ゴウンを映画界20代の代表女優にした。 「誰かに聞かれれば、いつも良い俳優になりたいと話しました。私がある言葉を発していなくても、観客がその感情に共感できる場合は俳優としてやりがいが最も大きいでしょうか」。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-27 20:01:26




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