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44試合連続出塁...止まることを知らない秋信守


「出塁マシン」秋信守(チュ・シンス、テキサス・レンジャーズ)が米国プロ野球メジャーリーグ(MLB)で、ついにイチロー(日本)の陰から抜け出した。

秋信守は5日(韓国時間)、米テキサス州グローブライフ・パーク・イン・アーリントンで行われたヒューストン・アストロズとの試合で、シーズン16号ホームランを含めて4打数2安打1打点を記録した。1回の初打席からかなり大きい打球を放ったものの、フェンスの前で中堅手につかまりアウトになった秋信守は、3回裏の第2打席で相手の先発投手ゲリット・コールの時速154㎞の高速球を単独本塁打で受けとめて、すぐさま物足りなさをふり払った。

以前まで43試合連続出塁記録を継続してイチローと肩を並べていた秋信守は、単独1位になった。

また6月、松井秀喜(日本)が持っていた通算175本塁打を越えた秋信守はこの日、通算184本めの本塁打で出塁記録を作りあげ、アジア出身の選手で通算本塁打記録をもう一つ増やし、その喜びはさらに大きかった。事実、2005年にシアトルマリナーズでMLBデビューに立った秋信守にとって、イチローは大きな壁に相違ない存在だった。イチローが右翼手にこだわったことで、秋信守は中堅手としてプレーしなければならなかったし、けっきょく2006年にクリーブランド・インディアンスにトレードされ、物足りなさを飲み込まなければならない時期もあった。それから12年が過ぎたいま、秋信守は最終的にイチローの大記録を奪い、MLBの舞台に自分の存在感をさらにいっそう深く刻んだ。

もちろん記録は現在進行形だ。すぐさま3試合だけでも出塁記録を続けると、1993年にフリオ・フランコが立てた46試合連続出塁を超えて、テキサス最多連続出塁記録者として歴史に残ることになる。もしここでさらに48試合連続出塁まで行けば、ジョーイ・ボット(シンシナティ・レッズ)とアルベルト・プホルス(LAエンジェルス)を超えて、MLB現役中の連続出塁部門1位を占めることができる。

ただし惜しいものがあれとすれば、所属チームの成績だ。

現在、アメリカン・リーグ西部地区で最下位にあるテキサスは秋シーズンのゲームが難しい状況に置かれており、成績はもちろんだが年俸も高い秋信守をトレードカードで弄っているのが実情だ。テキサスの立場からは、秋信守がこのように良い成績を上げているときに出すのが有利だ。

2013年12月、テキサスと7年1億3000万ドルで契約した後、5シーズンめを活躍している秋信守は「誰も去ることを望まない」とし、「私の目標は毎試合2出塁ずつすること。ちょうど自分の仕事をするだけ」だと語った。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-05 17:28:25




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