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「私は病気」77%...心気症に陥った韓国人


  • 「私は病気」77%...心気症に陥った韓国人
  • 国家別「主観的健康状態」



■ OECDの保健統計を見る

韓国人は太りすぎ・肥満の割合が低くて期待寿命も82.4歳で高い方だが、いざ「自分は健康だ」と考えている国民の割合は、経済協力開発機構(OECD)で最低水準であることが分かった。 OECD加盟国の中では比較的に健康心配性が高いわけだ。

12日、保健福祉部が公開した「OECD保健統計2018」によると、2016年時点での韓国人の期待寿命は82.4歳で、OECD平均(80.8歳)よりも1.6歳長かった。期待寿命はその年に生まれた子供が生きると期待される寿命を意味する。期待寿命が最も長い国は日本で84.1歳であり、スイス(83.7歳)とスペイン(83.4歳)の順だった。一方、ラトビア(74.7歳)と米国(78.6歳)は短い方だった。 OECDが算出した年齢標準化死亡率によると、韓国のがん死亡率は人口10万人当たり168.4人で、メキシコ(114.7人)やトルコ(160.8人)に続いて3番めに低かった。 OECD平均の201.9人に比べて33.5人少ない水準だ。

また、健康の決定要因の一つである過体重と肥満人口の割合(2016年)は34.5%で、日本(25.4%)の次に低く、乳児死亡率は出生児1000人当たり2.8人で、OECD平均(3.9人)よりも1.1人低かった。このように医療技術が発達して寿命が高まり、がんと虚血性心疾患による死亡率が低く、肥満の割合も比較的良い状態で表示されるなど、韓国の医療水準はOECD加盟国の中で上位に属した。

しかし、比較的良好な客観的医療の数値も、実際に「私の健康状態は良好だ」と思っている15歳以上の人口の割合(2016年)は、韓国(32.5%)と日本(35.5%)が最も低かった。一方でカナダ(88.4%)と米国(88.0%)は、調査対象の10人のうち9人ほどが 「私は健康」だと回答したことが分かった。心気症のせいか、国民1人当たり医師に外来診療を受けた回数も韓国が年間17回で最も多かった。患者1人当たりの平均在院日数も18.1日で日本(28.5日)の次に高かったが、韓国と日本を除くOECDすべての加盟国は「10日未満」であることが分かった。

また、韓国の人口10万人当たりの自殺死亡率(2015年)は25.8人で、依然としてOECD加盟国の中で最も高いことが分かった。ただし自殺死亡率が2011年の33.3人に比べやや減少したという点が慰めだ。自殺死亡率が低い国はトルコ(2.1人)とギリシャ(4.4人)やイスラエル(4.9人)などだった。フィンランド、ハンガリー、オーストリアのなどは2012年以降、自殺率が減少を続けていることが分かった。
  • 毎日経済_キム・ヘスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-12 17:59:59




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