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「Kポップ公演を見に来て、韓国製品にほれ込む」


  • 「Kポップ公演を見に来て、韓国製品にほれ込む」
  • 去る10日から3日間、米LAコンベンションセンターとスティプルズセンターで開かれた「KCON 2018 LA」コンサート。「KCON LA 2018」は最大で9万4000人が会場(展示やコンサート)を訪れた。写真提供= CJ ENM


「Wanna Oneが公演するというので来たけれど、いつも欲しかった商品も購入できて良かった。1年に1度だけというのが残念」。ジャスミン・ヤング(23、テキサス州ヒューストン在住)さんは、ふだんから好きだったWanna OneがロサンゼルスでのKCONに来るというニュースに接し、1ヶ月前から航空券を買って11日(現地時間)にLAを訪れた。KCON会場に行くとWanna Oneが好きな友人に会うことができるという期待感もあった。ヤングさんを楽しませたのはWanna Oneだけではなかった。 LAコンベンションセンターに行くと、ふだんから買いたかった化粧品やカカオグッズもあった。

ヤングさんは「2009年にKドラマを見て韓流を知ることになって、KCONは今回初めて来たけれど、雰囲気が圧倒的だったし楽しかった。Wanna Oneも見て化粧品も買うことができて良かった」とご機嫌な表情を隠せなかった。

CJ ENMが2012年に米国で開催したKCONは7年間で約54万人の来場者を引き寄せて、KドラマやK-POPなどの韓流コンテンツの前進基地の役割を果たすことを超えて、韓国製品の販路として位置づけられながら、韓流が「Kプロダクト」ブームにつながる兆しを見せている。

12日(現地時間)、CJ ENMによると米LAコンベンションセンターとステープルズセンターで開催された「KCON2018 LA」には、三日間で約9万4000人が会場(展示やコンサート)を訪れた。これは昨年(8万5000人)に比べて約10%増加した数字だ。

KCONはKポップスターたちの「コンサート」として有名だった。今はグローバルスターとして位置づけられた防弾少年団(BTS)も2014年のKCONで登場し、初めてグローバルデビューの舞台を持った。しかし2~3年前からKビューティー、Kフード、インフルエンサーの講演など、「展示コンベンション」として大きな脚光を浴びている。これは来場者数が証明している。今年の約9万4000人の来場者のうちで、コンサートには3万1500人が集まり、展示コンベンションにはこれの倍近い6万2000人ほどが集まった。

  • 「Kポップ公演を見に来て、韓国製品にほれ込む」
  • 「KCON 2018 LA」Kコレクションのブースで、来場者が製品を見物している。 写真提供= CJ ENM


ドラマと映画やKポップなどのコンテンツで韓国に接したミレニアル世代は、生活文化(ビューティー、食品)を接してこれを学び、YouTubeやフェイスブック、インスタグラムなどに熱心に投稿した。ミレニアル世代に「購買力」が生じ始め、ビジネスに繋がっているわけだ。実際に、CJ ENM側は先月のニューヨークで開催された「KCONニューヨーク」では、来場者の48%が1人当たり500ドル相当の化粧品やマーチャンダイズ(お土産)、キャラクター商品などを購入したと分析した。ドラマ、映画、音楽などの魅力的なコンテンツや商品を組み合わせた、いわゆる「コーンマーズ(Conmerce/Contents + Commerce)」が第4の韓流を作り出していることを証明している。

このような雰囲気を反映して、KCON 2018にはトヨタ、ステートファーム(State Farm)、マクドナルド、ワーナー・ブラザーズなどの各分野を代表するグローバル企業だけでなく、アモーレパシフィック(ラネージュ、マモンド、イニスフリー)、カカオフレンズ、アシアナ航空、LG電子、韓国観光公社などの韓流をリードする国内主力社まで総208社が参加し、差別化された商品と新製品を紹介した。

特に今年は中小企業の発掘・育成プロジェクト「プロダクト101チャレンジ」が大きな関心を集めた。

韓国の中小企業の国外進出は容易ではないがKポップと結び付け、自然に国外販路の機会を作ることができるわけだ。101社の中小企業のうち、品評会を通じてグローバル進出の可能性が高い65社の企業が選定され、今回のKCON LAで展示ブースを持つことになった。今後はアマゾンやイーベイなどへの入店と、企画展に参加する機会も得られる。

プロダクト101に参加したローズハート(化粧品)のカン・シンヒェ代表は、「米国市場進出の絶好の機会だった。ブランドターゲットにちょうど合う若い人たちがブースをたくさん訪問し、初日に購入した友人が製品を使ってみリピーターになり、ミストやハンドクリーム製品は完売した。サンプルまで購入したいという顧客までいるほど、反応は熱かった」と雰囲気を伝えた。
  • 毎日経済_シリコンバレー=ソン・ヂェグォン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-13 21:26:36




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