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金委員長の約束「トランプ大統領の任期内に非核化」


◆ 18~20日、平壌南北首脳会談 ◆

金正恩(キム・ヂョンウン)北韓国務委員長が5日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長を首席とする南側の対北韓特別使節団に会った席で、「ドナルド・トランプ米大統領の最初の任期内に韓半島の非核化を実現する」と明らかにした。

金委員長が具体的な非核化のスケジュールを提示したのは今回が初めてだ。トランプ大統領の任期が2021年1月までという点を勘案すれば、「2年以内に非核化完了」を要求してきた米国側の要求を事実上受け入れたものと解釈される。

また特使団は文在寅(ムン・ヂェイン)政府発足後の第3の南北首脳会談を、18日から20日までの2泊3日のあいだ平壌で開くことを北側と合意した。

この日、チョン・ウィヨン室長は青瓦台春秋館で記者懇談会を開き、このような内容の前日訪朝の成果を発表した。

金正恩委員長は特使団に会った席で複数回、米国との協力の意志を明らかにしたとチョン室長は伝えた。チョン室長によると、金委員長は「トランプ大統領に対する私の信頼は変わらない」とし、「参謀はもちろん、ほかの誰に対してもトランプ大統領に対する否定的な話は一度もしたことがない」と強調した。

また金委員長は「このような信頼を基盤にトランプ大統領の最初の任期内に、北韓と米国の間の70年の敵対の歴史を清算して欲しい」とし、今後2年5ヶ月内に完全な非核化の意思を明らかにした。

青瓦台の核心関係者は、「金委員長が言及した非核化は、すべての非核化の段階を終えた完全な非核化と解釈される」と説明した。つまりトランプ大統領の任期内に金委員長は「核凍結→核リストの提出→視察→核廃棄」につながる一連の非核化プロセスを完了する意志があることを明らかにしたというのが青瓦台側の観点だ。

北韓が米国側に要求している終戦宣言と関連し、金委員長は「終戦宣言をすると韓・米同盟が弱体化し、在韓米軍を撤収しなければならないという懸念を米国と韓国の一部で提起しているが、これは終戦宣言とは全く関係ないではないか」という立場を明らかにしたとチョン室長は伝えた。

ただし金委員長は、北韓の非核化と終戦宣言のような補償措置が同時に行われる必要があるという点を強調したという。チョン室長は「金委員長は(非核化とこれに対する補償のために)同時行動の原則が遵守されれば、より積極的な非核化措置をとるための意志があることを明らかにした」とし、「非核化決定に関する自分の判断が正しい判断だったと感じることができる条件が整えられることを希望すると述べた」と伝えた。

一方、南北首脳会談の開催時期が確定され、南北は来週初めに南北首脳会談の準備のため儀典・警護・通信・報道に関する高位級の実務協議を板門店で行うことにした。今回の南北首脳会談は、昨年5月26日以来の115日ぶりだ。
  • 毎日経済_オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-09-06 18:03:17




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