「安市城」300万動員でチュソク連休1位



「始めれば半分」という言葉は口先だけではない。封切り初週の成績がほぼすべてを左右する、さいきんの映画市場の雰囲気ではなおさらだ。去る19日に封切りしてボックスオフィス1位で出発した映画「安市城(アンシソン)」(写真)が圧倒的1位を、同じ日に封切りになった「明堂(ミョンダン)」と「交渉(ヒョプサン)」が2位の座をめぐって熾烈な争いを繰り広げている。

映画評論家のチョン・チャニル氏は「露骨なクッポン(国家+ヒロポン=盲目的な愛国的行為者)」さえ美徳に昇華させる大衆映画」だとし、「スペクタクルとドラマがどちらか一方に偏ることなく調和を成しているという点、ヤンマンチュンひとりだけを英雄化するのではなくみんな共にというメッセージを示した点などが大衆に訴求したようだ」と興行人気の要因を分析した。

26日、映画振興委員会の集計によると「安市城」は封切り8日めのこの日、累積観客300万人を突破した。

「神と共に-因と縁」に続き、最速の興行成績だ。「安市城」の損益分岐点は560万人で、来週中に損益分岐点突破が確実視されるのが業界の分析だ。「安市城」が一千万観客を動員するかには、意見が分かれる。大衆的なストーリーのウェルメイド史劇という強みで、すべての年齢層の支持を得て観客一千万突破は無難だという予測がある。一方で、秋夕(チュソク)連休が終わると映画館は再びオフシーズンに入るうえ、「ワンダフルゴースト」「プーと大人になった僕」「ヴェノム」「暗数殺人」などの新作映画が続々と封切りになり、「安市城」の最終スコアは700万~800万人の線を越すことはないという見方も慎重ながら出ている。

公開初日、「安市城」と好敵手をなすとみられた「明堂」は、連休期間は「安市城」の半分にも満たず、ボックスオフィス2位を維持している。公開初日ホラー映画「死霊館のシスター」に押されて4位を占めていた「交渉」は底力を発揮して「明堂」を追撃している。

25日、「明堂」は34万1734人を集めて累積観客数142万2770人に、「交渉」は25万7875人を集めて累積観客数110万4836人にのぼる。2つの映画の累積観客数を合わせても250万人で、「安市城」を下回る。

秋夕連休期間の興行スコアは「安市城」(1位)、「明堂」(2位)、「交渉」(3位)、「死霊館のシスター」(4位)、「サーチ」(5位)の順だ。封切り一か月めを迎えた「search/サーチ」が累積観客数281万7228人を集めて長期興行人気を維持していることも注目すべき点だ。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-09-26 17:02:52