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観光客、板門店のJSAと北側地域へも

共同警備区域(JSA)の非武装化 

  • 観光客、板門店のJSAと北側地域へも
  • 16日、板門店「自由の家」で開かれた共同警備区域(JSA)非武装化のための南・北・国連の3者協議体の最初の会議で、韓国側のチョ・ヨングン国防部北韓政策課長(正面テーブル左から2人め)、北側のオム・チャンナム大佐、国連軍司令部側の軍事停戦委員会秘書長のバーク・ハミルトン大佐などが議論をしている。南北の国連代表団が一堂に集まったのは、1953年の停戦協定締結後の65年ぶりで初めてだ。 写真提供=米国防総省



南北の民間人や外国人観光客は、早ければ来月から板門店「共同警備区域(JSA)」の南北管轄地域を自由に行き来することができる。

南と北そして国連軍司令部は16日、3者協議体を稼働してJSAの非武装化を今月中に終える見通しだ。南と北ならびに国連軍司令部の代表団が一堂に集まったのは、1953年の停戦協定締結後で65年ぶりに初めてだ。

3者協議体はこの日、板門店の自由の家で今週までに完了する、JSAの両地域の地雷除去作業の結果を評価し、JSA警戒所の兵力と火器撤退、相互監視装置の調整、非武装化措置の相互検証などの詳細な手順を協議した。

南北が先月19日に採択した板門店宣言の履行のための軍事分野の合意書で、JSAの地雷除去から相互検証までの期間を約1ヶ月に設定しているからだ。もともとJSAは停戦協定の精神に基づいて、軍事境界線(MDL)の標識物もなく、自由に両側を行き来することができた。南北の警備警戒所も混在していた。しかし1976年に「板門店斧蛮行事件」以後、MDL標識物としてコンクリートの段差を設置して、南北の警戒所もそれぞれ分離された。対話も禁止され、私たちの警備兵は視線をさえぎるために濃い黒のサングラスを着けている。北韓軍はヘルメットをかぶって拳銃を身に着けて勤務している。

しかしJSAの非武装化措置以後、来月からはJSAの運営方式が完全に違ってくる。 JSAを訪問する南と北そして外国人観光客は午前9時から午後5時まで、南と北のエリアを問わず自由に動き回ることができる。

警備に立つ者は、基本的に銃を携帯しない非武装状態だ。南北それぞれ35人以下の人員を配置できる。

経費勤務の人員は黄色の地に「板門店民事警察」という青い文字の刻まれた、幅15センチの腕章を左腕に付ける。 JSAを訪問する民間人と経費人員を区別するための措置だ。 JSAの南北地域にそれぞれ警戒所が交差して設置され、南と北が近接して勤務することになる。警戒所を相手地域に置くことにしたのは、JSAを訪問する民間人などの越北・越南を防ぐための措置だ。

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国防部の関係者は、「JSA非武装化措置は今月中に終了するということが双方の意志」だとし、「ちょうど監視機構の調整と追加設置、相互検証などに日数がかかる可能性もある」と語った。一方、この日の会議には私たちの側からチョ・ヨングン北韓政策課長(陸軍大佐)など3人、国連軍司令部側から軍事停戦委員会秘書長のバーク・ハミルトン米陸軍大佐の3人、北側からはオム・チャンナム陸軍大佐の3人がそれぞれ参加した。今回の会議では兵力と火気の撤退問題が主要な議題として扱わことが伝えられた。

北側はJSA北側の地域で5つほど地雷を見つけて除去したという。南と北と国連は地雷除去が完了した時点から、5日以内に警戒兵力と火器を撤退しなければならない。今後、JSA内の北側警戒所5カ所と韓国側警戒所4カ所が撤収される。ただし、JSA郊外の「帰らざる橋」付近の北側警戒所1ヶ所と「トボダリ(徒歩橋)」付近の韓国側警戒所1ヶ所はそのまま維持される予定だ。
  • 毎日経済_アン・ドウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-16 18:12:58




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