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チョ・スンウ対キム・ジュンス...ミュージカル王の帰還


  • チョ・スンウ対キム・ジュンス...ミュージカル王の帰還

年末のミュージカルの勝者は誰に記録されるだろうか。最高のチケットパワーで通じるチョ・スンウ(38)とキム・ジュンス(31)の復帰が決定するやいなや、ミュージカルファンたちの関心は熱い。

まず砲門を開いたのはチョ・スンウだ。彼の代表作『ジキルとハイド』で2年ぶりにミュージカルの舞台に戻ってきた。『ジキルとハイド』は13日にシャーロッテシアターで開幕するが、彼は開幕日から主演として出る。

チョ・スンウは『ジキルとハイド』で、自分が出演した243回で完売を記録した。チョ・スンウと一緒に、主人公のジキル役を引き受けた俳優の面目も華麗だ。最高の実力派俳優として通じるホン・グァンホとパク・ウンテが、チョ・スンウとトリプルキャスティングをこなした。相手役のキャスティングも侮れない。ユン・コンジュ、アイビー、ヘナが主人公ルーシー役にキャスティングされた。それだけに今年の公演で最高の売上げを記録するだろうと、企画会社のオーディーカンパニーは期待している。 2014~2015年のオーディーカンパニーは『ジキルとハイド』で年間80億~90億ウォンの売り上げを上げたことが分かった。さらに今回の公演は来年の5月19日まで続く。 7ヶ月のあいだ続く長期公演であるだけに、今回は最大の売上げ記録を立てるかで関心を集めている。公演界の関係者は、「オーディーカンパニーが最近出した新作は興行に成功しなかった」とし、「『ジキルとハイド』で挽回をうだろうと見られる」と説明した。『ジキルとハイド』が話題を集め、ミュージカル『エリザベート』もまた、キム・ジュンスをキャスティングして対抗して乗り出した。キム・ジュンスは去る5日、1年9ヶ月間の義経服務を終えて転役した。 2年間の空白を破って復帰する最初の作品として、キム・ジュンスはEMKが製作した『エリザベート』を選択した。『エリザベート』は来る17日にブルースクエアインターパークホールで開幕し、来年2月10日までに舞台に上がる。

キム・ジュンスはミュージカル俳優の中では出演料が最も高いことで有名だ。 『エリザベート』もまた、華麗なキャスティングを自慢する。主人公のエリザベートにオク・ジュヒョン、キム・ソヒョン、シン・ヨンスクがキャスティングされた。ただし9月の1次チケット販売実績は期待に及ばなかった。 17日の初公演は週末の公演なのに売り切れを記録しなかった。それだけにキム・ジュンス出演の消息は 『エリザベート』に恵みの雨になると思われる。 14日の2次チケットオープンを控えて、キム・ジュンスが出演するステージは予約戦争が起ると予想される。キム・ジュンスは2012年 の『エリザベート』初演はもちろん、2013年にはアンコール公演にも出演した。彼は自分のニックネームであるジュンスと主人公の名前トッドを合わせ「シャートッド」と呼ばれるほどの人気を集めた。圧倒的な舞台を認められて、2012年には韓国ミュージカル大賞主演男優賞を受賞した。以来、彼は『ドラキュラ』『デスノート』『ドリアングレイ』などを相次いで成功させ、ミュージカル界のブルーチップとして浮上した。それだけに2010年の『モーツァルト』でミュージカルにデビューしたキム・ジュンスは、『エリザベート』は代表作であるわけだ。

今年の年末ミュージカルがキャスティング戦争の様相を帯びて、公演界は緊張している様子がありありと見える。今年はどういうわけかミュージカルの新作が珍しい代わりに、作品性と完成度の高い作品が多い。去る7日、大邱で開幕したミュージカル『ライオンキング』の来韓公演はもちろん、9月からLGアートセンターで公演している『マチルダ』もまた、完成度の高い作品としてあげられる。また去る2日、ディキューブアートセンターで開幕したミュージカル『光化門恋歌』は、昨年の世宗文化会館大劇場公演の成功に支えられて、1年ぶりに舞台に上がった。公演界の関係者は、「企画会社が最近は不況のために、新作への投資を敬遠する代わりに確実に現金を確保するキャスティングに気を注ぐようす」だとし、「新作は少ないが良い作品が多く、関心を広げる必要がある」とした。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-12 19:09:58




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