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南北で鉄道調査…「大長征」始まる


  • 南北で鉄道調査…「大長征」始まる

30日、京畿道坡州の都羅山駅(トラサンえき)から北側の新義州に行く南北鉄道現地共同調査団を乗せた列車を運転する運転士が金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官(左1め)と呉泳食(オ・ヨンシク)韓国鉄道公社社長(左3)らに出発の申告を行い敬礼している。 [写真共同取材団]

北韓側の京義線・東海線鉄道区間の南北共同調査に投入される南側の列車が30日、北側に出発して18日間の大長征の途に就いた。政府はこの日の朝、ソウル駅を出発した調査列車が京義線の南側最北端の駅である坡州の都羅山駅に到着すると歓送行事を開き、列車と調査団員を見送った。

趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は祝辞で「南北両首脳が合意した(鉄道・道路の連結及び近代化事業の)着工式も年内に開催できるように、着実に準備していく」と述べた。チョ長官は「一つにつながる線路を通じて、南北が一緒に繁栄することになるだろうし、韓半島の平和もしっかりするだろう」と述べた。

金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官も、「今日の出征式は南北の共同繁栄の始まりを知らせる信号弾になって、島のように閉じ込められていた韓半島の経済領土をユーラシア大陸に拡張する触媒になるだろう」とした。この日の歓送行事には統一部と国土部長官をはじめ、鄭東泳(チョン・ドンヨン)民主平和党代表、パク・スンヂャ国会国土交通委員長(自由韓国党)、キム・ギョンヒョプ国会南北経済協力特別委員会幹事(共に共に民主党)とオ・ヨンシク韓国鉄道公社(コレイル)社長、キム・サンギュン韓国鉄道施設公団理事長などが参列した。

歓送行事の後には、調査列車を北側の板門駅まで運転機関士二人の出務申告が続いた。キム・ヒョンミ長官とオ・ヨウシク社長は共同調査団長であるイム・ヂョンイル国土部建設交通課長に防寒用の耳覆いをかぶせて励ました。イム課長は「2007年度に南北(鉄道)の共同調査団員に参加した後、ほぼ11年ぶりで感慨はひとしおだ」とし、「今日のこの機会は南北の鉄道が大陸に伸びていく意味があると思う」と感想を明かした。イム課長は「調査は目視検査や携帯機器を活用した構造物テストの、2つの方法で行われる」とし、「肉眼でも設備老朽化(の程度)などを大まかに判断することができる」と述べた。

調査列車を運転するキム・ヂェギュン機関士は2007年の南北鉄道試験運行時には乗組員として参加したが、今回は直接列車を運転して北側を訪問することになった。
  • 都羅山共同取材団/毎日経済=キム・ソンフン記者
  • 入力 2018-11-30 22:35:41




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