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消費者の影響力は強くなったが権益はそのまま

トレンドモニターアンケート、「消費者の主権が実現されるほうだ」31.6% 

消費者は王様だろうか。それとも、消費者はカモ(韓国では初心で利用しやすい人を鳳(ボン)という)だろうか。デパートの食品コーナーで忠武(チュンム)キムパプ(のり巻き)(キムパプとイカの炒めもの、大根キムチが入ったキムパプ)を買ってきて「ありがとうございます。 また、お越しください」という言葉を聞いたときまでは王様だったのに、家で食べようとするとイカが入ってる場所にイカの代わりに切り干しダイコンがいっぱい入っている事実を発見して、王様でなくカモだったという事実を知ることになる。

韓国の王様が着る服には鳳凰の刺繍が入っているので、王様とカモ(鳳)は紙一重のようだ。王様の前ではミスをしないように言動に気を付けるだろう。しかし、裏では大臣や内官が自分の利益ばかり追求している。

消費者の影響力は以前より強くなったが、消費者の主権がしっかり行使されてないようだというアンケート調査の結果は消費者が王様なのか、カモなのか?戸惑わせる。

  • 消費者の影響力は強くなったが権益はそのまま
市場調査専門企業のエム・ブレーントレンドモニターが成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査で「消費者の主権がある程度実現されているほうだ」に同意した回答者は31.6%で半分にも至らなかった。

消費者の権利保護システムがよく用意されているという応答も14.2%しかなかった。

韓国の企業らが消費者を金儲けの対象に思っていると感じた消費者は全体の87.5%に達した反面、消費者の保護法を違反した企業に対して適法な処罰が下されていると体感した消費者は7.9%に過ぎなかった。

これだから非倫理的に会社を運営する企業が多い(82.1%)と消費者が感じるのも当然のことだろう。

倫理的企業として評価を受けていれば、できるだけその会社の製品を買うという回答者は67.1%であるため、消費者の権益に忠実で、倫理的な企業形態に対する情報公開が消費者の権益向上に役立つ可能性があることを示唆している。

希望的な部分は消費者の影響力が過去に比べて大きくなっているという点だ。

今回の調査で回答者の64.2%が影響力が大きくなったという意見を表明し、特に女性と中・壮年層が大きくなった影響力女性68.6%、50代75.6%)を体感する結果を見せた。

消費者の影響力が大きくなった理由はSNSだ。SNSを通じて被害事例や不満を知らせたところ波及力が強かったため、企業らが消費者の声をこれ以上無視できなくなったと消費者は感じている。
  • Lim, Chul
  • 入力 2018-12-16 00:00:00




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