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ソウルのビルの価値、ロンドン・ニューヨークに続き世界3位


  • ソウルのビルの価値、ロンドン・ニューヨークに続き世界3位
  • おもな都市の商業用不動産取引き


今年に入って第3半期までにソウルで取引された商業用不動産の規模は172億ドルで、20兆ウォンに迫った。ソウルはロンドンとニューヨークに次いで世界の都市の商業用不動産取引で3位を記録した。昨年はソウルは10位に過ぎなかったが、今年の豊富な流動性と、国内証券市場の不況で江南圏のビルに多額の金が集中し、東京・香港・パリ市場を超えた。

グローバル不動産コンサルティング会社のJLL(ジョーンズ ラング ラサール)によると、ソウルは今年に入って第3四半期までに、オフィスや商店街、ホテルなどの商業用不動産の取引規模が172億ドルに達したことが分かった。

ウォンで言えば約19兆4188億ウォンに相当する金額だ。これには500万ドル以上の取引きがすべて含まれる。これは昨年の同じ期間におけるソウルの商業用不動産取引額の2倍以上だ。昨年、ソウルの商業用不動産取引きの規模は世界全体で10位だった点を勘案すれば、他の都市に比べて相対的にも大きく増えた数字だ。昨年と今年の両方で1位を占めたロンドン(247億ドル)と2位のニューヨーク(236億ドル)に続き、ソウルが3位を占めたわけだ。パリは163億ドルでソウルに次いで4位を占め、続いて香港(162億ドル)、東京(147億ドル)、ロサンゼルス(134億ドル)、上海(114億ドル)、シカゴ(101億ドル)ワシントンDC(92億ドル)の順となっている。

今年のソウルの商業用不動産市場の好況は、江南圏でビッグディールが相次いだことで可能だった。江南駅近くのサムスン物産瑞草ビルが7484億ウォンで売れ、江南のNタワーが4520億ウォンで取引されるなど、超大型ビルの取引きが多かった。この他にも、江南Pタワー、KDB生命タワー、コンコーディアンビル(旧錦湖アシアナビル)、ザKツインタワーなど延べ面積3万3000平方メートル(1万坪)以上のプライムオフィスビルが今年に取引きされ、全体の規模は9兆5000億ウォンに迫った。

大型ビルだけでなく、数十億~数百億ウォン規模の小規模ビルの取引きも今年爆発した。江南区では今年に入って総295件のビルが取引きされたが、昨年(205件)に比べて44%増えた数字だ。パク・ソンミンJLLリサーチチーム長は、「市場に金がばらまかれたが、住宅市場を強力に規制したことで流動性はビルに集まったものと分析される」と説明した。

ただしソウルは取引き規模に比べて、外国人の投資比率は非常に低いことが分かった。国内投資の割合は、超大型オフィスビルでは92%、小規模ビルや商店街などを合わせた商業用不動産全体では96%となった。今年、国民年金が10億ポンドを超える金を出したゴールドマン・サックスの社屋があるロンドンは、外国人投資規模が60%を超える。南北首脳会談など、韓半島の和解ムードに乗って外国人の国内ビル投資が増えると予想したが、実際には国内の投資家同士の競争だったわけだ。
  • 毎日経済_チョン・ボムヂュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-12-13 17:46:38




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