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NXC社キム代表「ネクソン売却説」否定せず


ネクソン(NEXON)の持株会社NXCの金正宙(キム・ヂョンヂュ)代表(写真)は4日、ネクソンの売却説について「ネクソンを世界でさらに競争力のある会社にするために支えとなるいくつかの案をめぐって熟考中」だとし、「方案が具体的に整ったらお知らせしたい」と公式の立場を明らかにした。3日、証券業界を介してキム代表がNXCの株式全量を売却するために買収者を探しているという事実が公開された後、キム代表が去る一日に直接立場を明らかにしたものだ。

キム代表はこの日、立場表明で「25年前にネクソンを開始して以来、さまざまな支援を惜しまない私たちの社会と、厳しい環境で黙々と働いてきた従業員が一緒に調和した良い土壌の中で、多くの方々の支援を受けて今日まで来た」とし、「会社の成長のための最善の方法は何なのか、私の役割はどうあるべきかどうかを常に周りに聞いたし、自分なりに問い悩んできた」云々と明らかにした。けっきょくキム代表はネクソンの保有株式売却について肯定も否定もおこなわず、事実上は売却を検討したことを否定していないわけだ。

キム代表はしかし「どのような場合でも私たちの社会から受けた多くの恩恵に報いる道を見つけるつもり」だとし、「今まで約束した事項も誠実に守っていく」と付け加えた。キム代表は社会貢献の意志を再び明らかにしたわけだ。昨年5月、キム代表は高校の同級生であるチン・ギョンジュン前検事長にネクソンの非上場株式4億2500万ウォン分を無料で与えた疑いに対して、法院(裁判所)で無罪判決を受けた後に社会貢献を約束している。

当時、キム代表は「私は1審法廷で裁判の結果に関係なく、これから社会に借金を少しでも返済する生活を生きていくと約束した」とし、1000億ウォン規模の財産を社会に還元して子供らに経営権を渡さないと明らかにした。

1990年代に創業した情報技術(IT)のベンチャー第1世代の経営権継承に対し、明確な立場を明らかにしたのはキム代表が初めてだ。

このためにネクソン売却の推進が伝えられると、IT業界では「すでに子供たちに経営権継承をしないと宣言したキム代表が、新たな挑戦のためにネクソンを売却しようとしている」という分析が多く出た。

ネクソンはキム代表が1994年、KAISTの博士課程在学中に創業したゲーム会社だ。「クレイジーアーケード」「メイプルストーリー」「カートライダー」「サドンアタック」などのPCゲームをヒットさせ、オンラインゲーム時代を開いた。ネックス・コリアは日本の上場企業ネクソンが100%保有しており、ネクソンは持ち株会社のNXCが株式47.98%を持っている。

NXCはキム代表(67.49%)、夫人のユ・ヂョンヒョンNXC監査(29.43%)、キム代表の個人会社であるワイズキッズ(1.72%)が100%保有し、事実上はネクソンコリアはキム代表が最大株主だ。日本の株式市場に上場されたネクソンの時価総額は約13兆ウォン(約1兆2626億円)で、キム代表が出した株式(47.98%)の価値は6兆ウォンを超えることが分かった。
  • 毎日経済_イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-04 19:33:22




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