チ・ウニ選手、スイング変えて「韓最高齢優勝」


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32歳8ヶ月。韓国の年齢では34歳の「長姉」チ・ウニ(ハンファQセル)選手は、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアー韓国女子ゴルフ最高齢チャンピオンに自分の名前を刻んだ。

21日(韓国時間)、米国フロリダ州レイクブエナビスタのフォーシーズンゴルフクラブ(パー71/6645ヤード)で開かれた、LPGAシーズン開幕戦のダイヤモンドリゾート トーナメントofチャンピオンズ最終日の4ラウンド。 1番ホールから出発したチ・ウニは、序盤2つのホールで連続ボギーを出して揺れた。しかしLPGAツアー13年目のベテランは落ち着いていた。続く3・4番ホールでは1打ずつ減らし、再び打数を元に戻した。

その後はボギー2つをさらに犯したが3バーディーを奪い、この日はついに1打を減らした。合計14アンダー270打を記録したチ・ウニは、2位のイ・ミリム(29)を2打差で抜いて優勝トロフィーを胸に抱くことに成功した。序盤からゆれたが決してあきらめないこだわりが作った、LPGAツアー通算5回めの優勝だ。昨年の3月にKIAクラシックで優勝して以来、約10ヶ月ぶりに再び訪れた「チャンピオン」のタイトルだ。

最近は10代と20代前半の選手が大活躍を繰り広げる中で、チ・ウニはむしろ30代に入ってから通算5勝のうち3勝を記録した。第2の全盛期であり、最高の流れを示している。いつのまにかLPGAツアー韓国選手の中では最高齢になったが、あきらめずにさらに多くの努力を重ねたチ・ウニは、今季大会の優勝で「LPGAツアー韓国選手最年長優勝」という貴重なタイトルも得た。以前の記録は2010年5月、当時32歳7ヶ月18日でベル マイクロ LPGAクラシックの頂上に上がった朴セリ(42)選手だ。 32歳8ヶ月で優勝をなしたチ・ウニは、この記録を1ヶ月ほどさらに増やすことに成功した。

1986年生まれのチ・ウニは、2007年にLPGAツアーに飛び込んだ。アグレッシブなプレーで洗練されたフェードショットをそなえ、2008年のウェグマンズLPGAで初勝利して、その後の2009年7月にはメジャー大会であるUS女子オープンでも優勝し、韓国女子ゴルファーのエースとして立った。

とは言え、喜びは長くは続かなかった。何かなるようでありながら、しかし解けなかった。最悪のスランプに陥ってしまい、シードを失うほどではなかったが優勝もなく賞金ランキング30~40位にとどまって、そんなありふれた選手になった。不振は簡単には終わらなかった。それでも幸いなことは、チ・ウニはあきらめなかったという点だ。むしろ再び頂上に上がるために、絶えず前に進もうとした。

最大の課題は「スイング矯正」だ。チ・ウニは2017年から今まで、10年以上を続けてきたスイングを果敢に捨てた。ギャンブルだった。体力も体の柔軟性も以前と同じではないうえに、急なスイング矯正でむしろ逆効果を見た先例があまりに多いからだ。それでもチ・ウニはスイング矯正を選択した。理由は簡単だった。「コースはますます長くなり、実力に優れた若い選手たちと競争するには成長を続けなければならない」というものだった。

チ・ウニは自分が身を置いているハンファQセルのゴルフ団のキム・サンギュン監督と相談して、着々とスイング矯正を始めた。その後はスイングコーチなしに、その役はキャディーが代わりを果たした。

チ・ウニと4年目の息を合わせているキャディーのマーティン・ボジェク氏はスイング矯正に大きな援軍となった。チ・ウニのスイング矯正の核心はバックスイングだ。すばやくふり上げたが、ダウンスイングの時に体の方にひきつけるためにかなり無理をしたチ・ウニは、「スイングのためにかなり苦労した。ボールの弾道やスピンの量などでかなり損をした」と振り返った。

そこでスイング時にクラブを少し緩やかに上げて、振り上げた軌道に従ってダウンスイングを行う自然なスイングに変えた。まずは合格だ。スイング矯正で3勝を収めた。チ・ウニは「変えたスイングでは弾道がねらいどおりに出て、スピン量が多くて自分なりにピンを攻略できるようになった。しかし、まだ体力や集中力が低下すると以前のスイングが出てくる。まだスイング矯正は続行中」だと打ち明けた。

キム監督もチ・ウニの情熱に感心した。キム監督は「プロゴルファーがスイングをシーズン途中で変えるのは最も難しいこと」だとし、「しかしチ・ウニはキャディーとともにじっくりとスイング矯正に念を入れた。優勝を渇望する熱望は本当に強い」と語った。

長いスランプの中でも決してあきらめず、果敢にスイング矯正をしたチ・ウニは2017年10月のスウィンギングスカートLPGA台湾選手権で、なんと8年3ヶ月ぶりに優勝を味わった。そしてふたたび自信がよみがえって、昨年3月に行われたKIAクラシックでは爽快なホールインワンとともに優勝トロフィーを獲得した。

熾烈だった自分との戦いに勝ったチ・ウニは去年の冬、久しぶりに余裕を得た。韓国に滞在して友達にも会い、趣味のスキーも楽しみながら頭を冷やした。もちろんスイング矯正はまだ進行中だ。チ・ウニは今季を控えてショットゲームを練磨し、パッティングスタイルを変えた。アイアンもミズノ製の新製品に交換し、さらに発展するための努力をやめなかった。放棄を知らないこだわりは、甘い優勝へと近づいた。

2019年LPGAツアー開幕戦チャンピオン。 30代にさしかかった後、最近の15ヶ月間に3勝を記録したチ・ウニの「ゴルフ全盛期」はまだ現在進行形だ。これとともに、チ・ウニは今大会の優勝賞金18万ドルを受け取って、LPGAツアー通算賞金を639万2071ドルに増やした。 LPGAツアー通算賞金ランキング40位で、韓国選手の中では10番目だ。

2015年と2017年LPGAで15勝を合作した韓国女子ゴルフはいま一度、奇数の年である今年の初の大会でおさめた長姉の優勝で気持ちよくシーズンの扉を開いた。
  • 毎日経済_チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-21 17:51:43