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BTS、グラミー賞に授賞者として登壇


  • BTS、グラミー賞に授賞者として登壇
  • BTS、現代自動車製「パリセード」に乗って登場:防弾少年団(BTS)は10日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開幕した第61回グラミーアワードに現代自動車製大型SUV「パリセード」に乗って登場した。防弾少年団はパリセードのグローバルブランド広報大使で、この日は計4台のパリセードを利用してグラミーアワードのレッドカーペットを踏んだ。 写真提供=現代自動車



「必ずまた戻ってきます(We will be back)」

韓国歌手で初めてグラミー賞のステージに賞を与える授賞者として上がった防弾少年団(BTS)は、「ポップの本場の舞台」にまた登るという野心満々の抱負から明らかにした。 10日(現地時間)、米国ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開かれた「第61回グラミー賞」の授賞式で、BTSは「ベストR&Bアルバム」部門の受賞者を発表するために舞台に上がった。舞台に登場するやいなや観客席では歓声が上がった。 「韓国で育ったがこのステージに立つ日を夢見てきた」と所感を明らかにする姿が、米国の全域に放送される瞬間だった。

11日午前、国内での生中継進行者としてに乗り出したディスクジョッキー(DJ)のペ・チョルスは、「個人にとっては小さな一歩だが、人類の大きな飛躍につながるだろう」と月に降り立ったニール・アームストロング船長の言葉を借りて評価した。音楽評論家のイム・ヂンモ氏は「授賞者としてBTSを招待するのは、グラミー側でも彼らに注目しているという意味」だとし、「BTSをまだ知らない米国の既成世代にも印象を与える機会だった。来年には候補にあがって、ステージもできるだろうと期待する」と伝えた。

BTSのアルバムのデザインを担当したハスキーフォックス(HuskyFox)は、「ベストレコーディングパッケージ」部門での受賞が期待されたが不発に終わった。正規第3集『LOVE YOURSELF転 `Tear`)』のアルバム制作を引き受けたハスキーフォックスのイ・ドゥヒ共同代表(35)は、韓国大衆音楽のスタッフとして初のグラミー賞受賞が有力だったが、候補として残ることになった。該当部門のトロフィーはセイント・ヴィンセントのアルバム『Masseduction』をデザインしたアートディレクターのウィロ・ペロンにわたった。

一方、今年のグラミー賞の主人公は授賞式に参加しなかったチャイルディッシュ・ガンビーノだった。主な4部門の本賞の中で「年間最優秀楽曲」と「年間最優秀レコード」はガンビーノの『This is America』が獲得した。この曲はアメリカ社会の暗い面を告発する内容で盗作の是非に巻き込まれたという懸念を覆し、主要部門をはじめとする4冠王に上がった。「年間最優秀アルバム」賞にはカントリーミュージック歌手ソングライターのケイシー・マスグレイヴスのアルバム『Golden Hour』が選ばれた。新人賞は2017年6月にアルバム『デュア・リパ』を発売しながらデビューした歌手デュア・リパが受賞した。

22歳のH.E.Rは「再優勝R&Bアルバム賞」を、マスグレイブスは「最優秀カントリーアルバム賞」を獲得した。当初は不参加を通知していたラッパーのドレイクは「最優秀ラップ・ソング賞」を受けて舞台に上がり、「初めてグラミーで認められたようで嬉しい。じつは今日、賞を受けるだろうとは考えられなかった」という所感を明らかにした。

昨年の授賞式では「#Metoo」の影響で女性歌手が白のドレスを着たり、ドナルド・トランプ大統領を批判する歌手らの怒りがあふれたならば、今年は人種・性別・年齢をこえて団結するアーティストたちの姿が目立った。授賞式のあちこちで時代の流れに遅れをとらないために変化を試みた姿が歴然だった。昨年のイベントはブルーノ・マーズなど有色人種の歌手が候補群を占領したが、ケンドリック・ラマーが主要な部門で賞を受けることができず、努力の限界だったという指摘を受けた。

ポップスターのアリシア・キーズは14年ぶりに初の女性司会者として乗り出した。ミシェル・オバマをはじめ、レディー・ガガ、ジェニファー・ロペス、ジェイダ・ピンケット=スミスなど、女性の声を代弁する人物たちがオープニングセレモニーに出席した。この他にもドリー・パートン、マイリー・サイラス、ケイティ・ペリーのような女性歌手のステージが大幅に増えた。

一方、今回の授賞式ではジミー・カーターもと米国大統領(94)が「最優秀スポークン・ワード・アルバム賞(Best Spoken Word Album)」を受賞し、歴代大統領の中で最多受賞者となった。彼は昨年出版した自分の回顧録『Faith – A Journey For All』のオーディオバージョンでグラミー賞を受賞した。バラク・オバマ氏とクリントン氏を抜いて、2007年と2016年以来続いた3回目の賞だ。
  • 毎日経済_コ・ボヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-11 19:45:55




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