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4440億ウォン「歴代最高」…ボイスフィッシング被害

被害額は前年比で82.7%も急騰 

ふところ事情が困難な庶民を相手にしたボイスフィッシング被害が過去最大に増えた。このことから、金融監督院は金融会社と共同で抜本的に防ぐために積極的に乗り出した。

金融監督院は28日、昨年のボイスフィッシング被害額は前年(2431億ウォン)よりも82.7%増の4440億ウォンに達すると明らかにした。被害者は4万8743人で、一日平均134人の割合だ。一日の被害額だけで12億2000万ウォンに達する。

新規融資や低金利の切り替えローンが可能だと誘われて、特定の口座に送金を要求する「ローン誘致型」被害の種類が最も多く、被害額は3093億ウォン(全体の69.7%)に達した。検察・警察などの捜査機関だとだましたり、ソーシャルネットワークサービス(SNS)やメッセンジャーで知人のふりをして金を要求する「詐称型」の被害額は1346億ウォン(30.3%)だった。特にメッセンジャーを利用したボイスフィッシングの被害額は、前年(58億ウォン)よりも272%(158億ウォン)増加した。

被害者年齢別にみると、40・50代の被害額が2455億ウォンで全体の56.3%を占めた。続いて60代以上が987億ウォン(22.6%)、20・30代915億ウォン(21%)の順だった。性別では男性が2284億ウォン(52.4%)、女性が2074億ウォン(47.6%)で男女に別段差はなかった。

ボイスフィッシング被害が増えると、金融監督院は被害予防に袖をまくった。金融監督院のイ・サンヂェ金融消費者保護処長はこの日の午前、ソウル市汝矣島の金融監督院本院で市中銀行の役員らと懇談会を開き、ボイスフィッシングの疑いのある取引のモニタリング強化と消費者教育を要請した。
  • 毎日経済_イセア記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-28 17:50:29




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