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韓国、消費心理は生き返ったが…企業は暗鬱

CCSIは4カ月連続で上昇 

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消費者心理が4ヵ月め改善されて、ベースライン100にせまった。しかし企業景気心理は逆に後退した。消費心理は息を吹き返したが、輸出不振を相殺することはできないようすだ。

韓国銀行が27日に発表した「2019年3月の消費者動向調査結果」によると、今月の消費者心理指数(CCSI)は前月比で0.3ポイント上昇した99.8で、ベースライン100のすぐ下にまできた。

指数は100に小幅で及ばずまだ景気悲観論がすこし優勢だが、CCSIは昨年12月から4カ月連続で上昇の流れにある。家計収入見通しCSI(98)は一ヶ月前と同じだったが、消費支出見通しCSI(110)は1ポイント上昇した。現在、生活状況CSI(91)は一ヶ月前よりも2ポイント落ちたが、生活状況展望CSI(94)は2ポイント上昇した。クォン・チョユン韓銀経済統計局長は生活状況展望の改善の背景として、「住宅価格上昇が鈍化して物価と金利が低く出てきたことから、家計が相対的に余裕が生じると考えたようだ」と説明した。

企業心理は依然として否定的だ。この日に韓国経済研究院が発表した「4月の展望企業景気動向調査」によると、ふわりと浮いた3月(97.0)とは異なり、4月の景況判断指数(BSI)見通しは2.4ポイント下落して94.6を記録した。BSI見通しは2018年5月以降の11カ月連続でベースライン100を下回っている。

BSI見通しも内需(100.2)はベースラインを越えて、消費が改善される姿を見せた。しかしこれを除いた輸出(99.6)と投資(97.4)、資金(97.4)、在庫(101.3)、雇用(94.6)や採算性(97.8)など、ほとんどの分野でベースライン以下を記録した。企業はシーズンに入って小売販売の分野を中心に内需状況は良くなっているが、投資と輸出不振で見通しが悪化したと回答した。
  • 毎日経済_キム・ヨンヂュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-27 17:48:57




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