帰ってきた「フィギュアの妖精」チェ・ダビン選手

全国フィギュア種別選手権で1位 


目と耳が幸せだった。彼女の身体は昨年、平昌オリンピックで彼女を明るく輝かせ青のユニフォームが包んでいた。耳は当時の戦慄と感動を伝える映画『ドクトルジバゴ』のOSTが聞こえてきた。まるで一羽の白鳥のような優雅な姿だった。

結果は155.83点。よしんば平昌五輪の時に記録した個人最高点(199.26)には及ばなかったが、チェ・ダビン選手は先月31日、泰陵(テルン)スケートリンクで開かれた第61回全国男女フィギュアスケート種別選手権大会で堂々と1位を獲得した。 「準備が足りない状態なので心配していたが、練習しただけに良いスコアが出てきたように思えて満足です」。

オリンピック後は休息期を持っていたチェ・ダビン選手が「氷上の妖精」として戻ってきた。事実、彼女が休息期を持ったのは、以前から彼を苦しめたブーツの問題だ。 「シーズンオフを最初から考えたのではない。シーズンの準備の途中でブーツが壊れて大会を一つ二つと棄権したのでどうしようもなく休むことを考えた」。幸いなことに、最近は足に合ったブーツを見つけ、チェ・ダビンは再び体力を上げることに集中している。 「再起動すると考えて、最初のようにじっくりと体を作ってみようと思います」。

チェ・ダビン選手は休息期の間に学校生活を楽しんだ。 2018年に高麗大学国際スポーツ学部に入学した彼は、学期の初めに「スポーツ医学関連の授業を聞きたい」と語った。 「おもにリハビリ中心の授業を聞いた。選手なのでどうしても怪我に気をつけなければならないから」。実際に彼女は幼い頃からちょっとした負傷が多く、リハビリ運動を本運動よりも多くこなしたという。では果たしてチェ・ダビン選手の学校の成績はどうだろうか。用心深く尋ねた質問に、彼女は「私は模範生」だと笑って見せた。

彼女が最も好きだった授業は意外にも「スギ(書く)」だった。チェ・ダビンは「小さい頃から運動を始めて、肝心の文を書く機会るが少なかった」と言う。特にエッセイを書くことでふだん彼女自身が持っていた考えや気持ちを自然に整理することができるようになった点も面白かったと言う。 「自分自身を振り返ってみることも、成熟するところに役立ちました」。

祝祭や応援合戦に参加して、しっかりした同期生の友情を満喫した。「同期生のあいだから声を高めて応援歌を歌ったことが思い出される。たとえ昨年はコヨンヂョン(高延戦)で私たちの学校が負けて残念だったけど」。「IPSELENTI」で有名な高麗大祝祭にも参加して、朝から夕方まで応援歌を歌って楽しむこともした。

いちはやく激しい競争の世界に飛び込んだ彼女は、実際に20代前半の花盛りの青春だ。彼女は現在の運動のほかに一番やりたいことは何だろう?「旅行」という答えが返ってきた。「試合するときは旅行することになるけれど、いつも行ってきたら余韻が残った。その中でもフランスやスイスの方にもう一度行きたい」。

チェ選手の目標は何だろうか?多くのファンは「2022北京オリンピック」で彼女の姿を見たがっている。 「事実、大学生活と選手生活を並行するのが最大の目標。オリンピックのように遠くて抽象的な目標を立てることよりは、現実の中で集中できるのがより意味があると思う」。情熱が感じられる言葉だ。そのような汗を一日一日と積み上げてみると、いつの間にか彼女の言う遠くて抽象的な目標が成就するのかもしれない。
  • 毎日経済_チャ・チャンヒ記者/写真=ハン・ヂュヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-04 19:55:36